★ ふき、白猫に世の中をグチる(3/4)





つか、電話して来る奴らも
アレだよなー。

なんで平日の昼間に
うちの会社に
電話して来れんだろうね?

『 糞ニート 』
って やつかな?




少しはオレら
「正社員」を 見習って、

就職して、仕事して、
社会の役に立て
っての。




あーあ…


仕事はイライラ
させられるわ、


社会は なにかおかしいわ、

政治家は無能だわ、

世の中 バカばっか で、

最近、本気で
つまんねーわ…





ふき は ここまで話すと、

あらためて 鼻の穴から、
不満タップリの ためいき
「むふーー…」と 吹き出して


そのまま 押し黙って
しまいました。



白猫は、そんな ふき を、

ただ 静かに
見上げています…

  




…が、しばらくすると ふき は、

急に 「フフッ」
ニヒルっぽい薄笑いを浮かべ、

こんなことを
語り出したのでした。




ま、でも、

なんだかんだで オレって、

中流っていうか、
結構めぐまれた日々を
送れてる
と思うんで、
悲観は してないですけどね。


世の中 オレみたいに、
堅実に生きてる人間こそが、
『 本当の しあわせ者 』
なんですよ。




それに こうやって

イヤな仕事でも
とにかく辞めずに
こなしてれば、

そのうち どっかから
チャンスが やって来て、


30歳か 40歳ぐらいで
ドーーンと 人生
逆転できるんじゃね?

みたいに、ポジティブに
考えてますしね。




話しているうちに、

ふき の ニヒルな笑いは、

ニタニタ笑い
変貌してきました…






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