★ トンビが街にやってきた(2/7)
(ミューラー登場)





ふき が、声のした方向…


つまり、自分の 足元
視線を落とすと…







大きな 茶色い鳥 が、

りりしい瞳で、
ふき を 見上げておりました。











その鳥の頭の位置は、
ふき のヒザよりも
さらに高いほどで、

身長(?)60センチ以上
ゆうに ありそうです。



もし、たたんでいる羽根
いっぱいに広げれば、

軽く左右に 1.5メートル
あるのではないでしょうか?




しかも、その鳥は、

「袖をはずした
白いカッターシャツを、

まるで ベストか
何かのように、

おしゃれに羽織っている」

のでした。








しばらく、ぼんやりと
その鳥を見つめていた
ふき は…





突然、目をいっぱいに見開き、
金切り声を上げました。







わ わ わ

ワシ だーーー!








絶叫した ふき は、

その場に みっともなく
引っくり返ってしまった

のですが…



鳥のほうも
その声に仰天し、

その場に引っくりかえって
しまいました。









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