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第2章『それって、しあわせ?』→ 『品物』をいっぱい 持っていれば、本当に しあわせ? |
昨日、『お金』について ダメ出し(?)を食らったので、 その延長と考えられる 『 品物 』を 人生の幸せ と主張するのは、 さすがに ふき も、 自信が無かったのですが… 思い返してみると、 あのとき ミューラー は、 『お金は、価値が変動する危険が あるから、怖いのです』 と 言っておりました。 一方で「品物」は、 一度 買ってしまえば 自分だけのものであり、 自分の中の考えが 変わらないかぎり、 (その品物に飽きたりなどしないかぎり) 価値も変わらない はずです。 | |
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そう考えた ふき は、 | |
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と、今回も 主張してみたのですが… ミューラー の 回答は、 「お金」のときと 似ているような 違うような、 とにかく、 以下のような感じでした。 | |
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ふき の キョトン顔を見上げながら、 その意味を察した ネック が、 「ふふん」と 鼻で笑いました。 | |
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ネック に笑われて、 頭に血がのぼった ふき は、 彼女を見おろしながら、 精一杯 憎らしい笑み を浮かべて、 こう 言い返しました。 | |
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ネック は もはや 恒例のように、 ふき の 弁慶の泣き所に 一閃し終えた自分のツメに、 フッと息を吹きかけ、 ゆっくりとしまい、 ふき は 恒例のように、 その痛さに 床を転げまわって 悶絶しています。 そんな 2人のやり取りを、 唖然として見ていた ミューラー は、 「ま、まあ、 それは さておき…」 という感じの空咳を 「コホン」と 1回入れて、 話を再開するのでした。 |
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ネック も 「うんうん」と うなずいて、 ミューラー の 後を 継ぎました。 | |
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「ホームセンターの店員さん」は、 『商品』に 囲まれているのであって、 「自分の持ち物」に 囲まれてる わけじゃ ないでしょうが… …と言いたかった ふき でしたが、 ネック の 『するどいツメの一撃』を 1日に2回以上 食らう危険性 を 考えると、 さすがに 怖くて、 言い出せませんでした。 それに、 今の ネック の 言葉には、 確かに うなずけるものが あります。 そんなふうに、 真摯な気持ちになっていた ふき でしたが… 直後の ネック の 言葉が 彼を「逆なで」しました。 | |
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案の定 ふき は、 全部を言い終わらないうちに、 痛さで床を転げまわって悶絶し、 ネック は、自分のツメに フッと息を吹きかけ、 静かに それをしまうのでした。 ミューラー は、 そんな2人を見つめながら、 「とほほ…」といった感じに 肩をすくめるのでした。 |
品物は、あくまで 「道具とか、 人生のアクセサリー」に すぎないのよ? 『人生の目的 そのもの』 ってわけじゃ無い のよね。 そこんとこ、 勘違い すんじゃないわよ? |