サイト『生きる意味の「正体」教えてやるにゃー』
第2章『それって、しあわせ?』
『恋人』がいれば、本当に幸せ?


■『恋人』がいれば、
本当に幸せ?(5/5)


『「恋愛」は、
今後 一生 続く可能性のある
重要な人間関係』





『恋愛』自体は、

もちろん、
とても 素晴らしいもの だと
私も思います。




うつむく ふき に、
ミューラーが しみじみと
語りだしました。





でも、「恋愛」の後には、
『結婚』が…

「結婚」の後には、
夫婦 となって
ともに 協力し合いながら、

『家族』を作り 守っていく
必要が うまれてきます。





それは、
『とても 長きにわたる』

しかも、
『安易に切ることのできない』
人間関係
です。





今 自分が
付き合っている相手は、

それだけの長い時間を
ともに過ごす
『価値・魅力』のある
相手だろうか…?





恋を はじめて
すぐには 無理でも、

ある程度の期間をへた後 は…


ましてや、
『結婚』を 視野に入れた
恋愛が 必須
になってくる

ふきくんたち のような
「大人」と 呼ばれる
年齢においては…





『相手が、本当に
自分の人生をかけるに
ふさわしいか どうか』
を、

深く、真剣に
考える必要がある

と 思うのです。





ここまで 一気に話してきた
ミューラー は、

ここで、
一息をつきました。





もちろん、

そうした出会いの有無は
に 左右されるところも
大きいですから…


『ふさわしい相手が
なかなか 見つからない』

場合も あるでしょう…





でも、

それはそれで 良い
のではないでしょうか?





ミューラー の 言葉に、
ネック が 同意します。





だよねー。

『恋人が いないのが
カッコ悪い〜』

とか言って、

どーでもいい相手と
ムリヤリくっついて、
人生を浪費する
よか、





「(1人)ボッチ」
いるほうが
よっぽどマシ… てか、

あたしには『自然』
思えるけどねー。





ま、

「恋が 分からない」
あたしが言っても、

説得力ゼロ
でしょうけど〜?




そんな、
茶化すような
自嘲するようなこと
を、

ネック は 最後に
言うのでした。

  



【下へ 続きます】



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『ふきの彼女の、不可解な言葉』





それにしても、

『「恋愛」は、今後 一生
続く可能性のある
重要な 人間関係』


とは…






「恋人が いない = 恥」
ぐらいの認識しか
なかった ふき は、

目先の彼女を
つなぎとめること

ばかりに必死で、


そんなに長いスパン(期間)の
付き合いになるかも
しれない可能性
について、

今まで ほとんど
考えていなかったように
思います。





『一生 つきあう相手』…



自分の中で、

今まで 光輝いて
見えていたはずの
彼女の姿 が、
少し 色あせたように、

その時、ふき には
感じられたのでした。










あ… そういえば…



急に思い出して、
ふき は つぶやきました。

  





今日のデートの最後に、
彼女が 変なこと
言ってた
んだよ。

『最近の ふき は、
なんか明るくなったから
話しやすい』
とか…

『前は もっと、
理屈っぽかった』
って…





その時は、
彼女に褒められて
うれしかった んだけど…

今になって よく考えると、
オレ自身
別に 何も変えてないし、

前と 変わってもいない
思うんだよね。





あれ、結局

『どういう意味』
だったんだろう…?





首をひねる ふき に、

ネック が 事もなげに
こう言いました。




それはアレよ、ふき

『女主人の 管理テクニック』
ってやつ。


そうやって たまに
家来を褒めとけば、

家来も シッポふって
従うようになる
でしょ?

エサよ、「エサ」。





誰が『家来』だよ、
誰が!!





またも 涙目になって
絶叫した ふき は、

ミューラー が 自分を
とても深刻な表情で
見つめている
ことに、
気がつきませんでした…


   





「恋愛」も また、
『人間関係』
です。

しかも、将来的には、
自分の人生の大半を
注ぐ可能性
すらある、

とても大切で
重要な関係
です。



あなたの恋人が 将来、
「代えがたい パートナー」
に なってくれるか…?

「単なる 不愉快な重荷」
と なってしまうか…?

今の あなたの
『本気の 目利き』が、
今後の人生を左右するのです。



恋愛が イコール「しあわせ」
なのではありません。


今 付き合いのある異性と、
「将来の しあわせ」を、
ともに作っていけるかどうか
『見定める』こと
こそが、

「恋愛」という行為の
本目的
なのです。


【下へ 続きます】



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