■ 恋は、一生続く可能性のある人間関係(5/5)





恋愛って、
「2人」 でするもん
でしょ?


なら、あんたに責任が
無いわけないじゃん。





彼女さんの、
ふきくん に対する姿勢は、

もちろん、決して
褒められたものではありません。


ですが、ふきくん が本当に
真剣に 彼女さんの本質

「心根」(こころね)
見ようとしていれば、

私たちに指摘されるまでもなく、
彼女さんの中の 「無関心」 に
気づけたはずではないでしょうか?





その意味では、
私も ネックさん 同様、

ふきくん にも、責任の一端がある」

と思うのです…





「心根」(こころね) を見る…





言われてみると、

先ほど ふき
彼女の良さを語ったときも、

「彼女の 見た目や雰囲気」
については褒めるものの、

「心や性格」 については、
ふれていなかったように思います。






「見た目のいい女を連れている!」
って 舞い上がっちゃって、

中身までは
考えなかったんじゃないの?





その意味では、ふきくんも、

「結果的に」 彼女さんを
『アクセサリー扱い』
していたのかもしれませんね…





ミューラー
寂しそうな顔をしながら
そんなことを言うので、

ふき は、胸が ギュー… と
痛くなってしまいました。









その意味では、
ふき と彼女って、

「お似合いのカップル」

だよね〜





ネック がニヤニヤ顔で
そんなことを言うので、

ふき は 頭にピューッと
血がのぼりました。










…とはいえ、
自分と彼女の間に、

今の関係について
こんなに 「意識の隔たり」
あったとは…



『恋は盲目』 という言葉が、
ふき の脳裏に
寒々と思い出されました…










「恋愛」 というもの自体は、

もちろん、
素晴らしいものだと思います。



ミューラーが、

しみじみと語りだしました。






でも、恋愛の後には、「結婚」 が…

結婚の後には、
「夫婦」 として、
ともに協力し合いながら

「家族」 を作っていく必要が
うまれてきます。


それは、とても長きにわたる、
しかも安易に切ることのできない
人間関係
です。






自分の付き合っている相手は、

それだけの時間をともに過ごす
『価値・魅力』 のある相手だろうか…?



恋を始めて すぐには無理でも、
ある程度の期間を経た後は…

ましてや、
結婚を視野に入れた恋愛が
必須になる

ふきくんたち のような
「大人」 と呼ばれる年齢においては、

「相手が、本当に自分の人生を
かけるに相応しいかどうか」 を、

深く、真剣に考える必要がある

と思うのです。






もちろん、そうした出会いの有無は
「運」 に左右されるところも
大きいですから、

相応しい相手が
なかなか見つからないことも
あるでしょう…


でも、それはそれで
良いのではないでしょうか?





だよねー。

『恋人がいないのがカッコ悪い〜』
とか言って、

適当な相手とムリヤリくっついて、
人生を浪費する
よか、

そのほうが
よっぽどマシ… てか、

そっちのほうが あたしには
「自然」 に思えるけどねー。





ま、

「恋が分からない」
あたしが言っても、

説得力ゼロ でしょうけど〜?




ネック が そんな、

茶化すような
自嘲するようなことを
言いました。







『恋人は、一生をかけて
つきあっていく可能性のある
重要な人間』…




「恋人がいないこと = 恥」
という意識が強かった ふき は、

目先の彼女を
つなぎとめることばかりに必死で、

そんなに長いスパン(期間) の
付き合いになるかもしれないことを、

今まで ほとんど
考えていなかったように思います。





『一生 つきあう相手』 …



自分の中で、

今まで光輝いていたはずの
彼女の姿が、

少し色あせたように、
ふき には感じられたのでした。







恋愛も また、「人間関係」 です。

しかも、将来的には、
自分の人生の大半を
注ぐ必要すらある、

とても大切で重要な関係です。


あなたの恋人が 将来、
「代えがたいパートナー」 となるか…?

「単なる不愉快な重荷」 となるか…?

あなたの 『本気の目利き』 が、
人生を左右するのです。



恋愛が イコール 「幸せ」
なのではありません。


今 付き合いのある異性と、
『将来の幸せ』 を、
ともに作っていけるかどうか
見定めること
こそが、

「恋愛」 の本目的 なのです。





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