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第2章『それって、しあわせ?』→ 将来の『夢』が あれば、本当に しあわせ? |
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皆で、朝食のテーブルを 囲んでいるとき、 ミューラー が ちょっと苦笑しながら、 そんなことを言いました。 でも、その苦笑には、 夢の中とはいえ 愛する家族 に会えたことへの、 ほのかな うれしさ が にじんでおりましたが… | |
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ふき の 顔が パッと輝きました。 が、それ以上に輝いたのは、 ミューラー の 表情でした。 | |
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ミューラー の 感嘆に、 ふき が ニヒルに ほほえみました。 | |
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そんなふうに 図々しく謙遜(?)する ふき を見て、 ネック と ミューラー は デジャブ のようなものを 感じました。 | |
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どうでも よかったんかい… ふき は ちょっと イラリ としましたが、 「夢」を 語る という行為は、 何度やっても楽しいもの ですし、 ミューラー に 話すのは、 もちろん 今回が初めて です。 そこで ふき は、 コホンと セキばらいをし、 トンビ と 白猫 のほうに 向き直りました。 |
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ここで ふき は、 そばに置いてあったジュースを ゴクゴク飲み、 あらためて ネックたちに 向きなおりました。 | |
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語りながら興奮してきて、 「くふ、くふふ…」と 含み笑いする ふき を、 ネック が、 「知らんがな」という顔で 見つめています。 そんなこんなで、 ふき が 夢を語り終えて、 満足の ためいき をもらすと… ミューラー も また、 深々と 感嘆の ためいき を もらしたのでした。 | |
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めずらしく 熱く興奮し、 体温が3度ほど 上がってしまっている トンビ紳士を、 ネック が、 「知らんがな」という顔で 見つめています。 |
ふきと ミューラーの 鼻息が ようやく おさまってきた頃を 見計らって… ネック は ふき に、 こんな質問 を投げかけました。 | |
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ふき は、 ネック が太刀打ちできない フィールドの話に入ったので、 大喜び で 知識をひけらかしました。 そんな ふき の 態度に 激怒するかと思いきや、 ネック は 意外にも、 その点はスルーして、 さらに こんなことを 質問したのでした。 | |
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ふきの 脳内には、 今 実際に その光景が 見えているようで、 中空を見つめた その顔は、 トロ〜ンと ゆるみまくるのでした。 |
ミューラー は ふき の話を聞きながら、 何度も「うんうん」と うなずきました。 | |
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話の流れとしては、 ごく当然のものだったのですが、 なぜか ここで、 ふき が 固まってしまった のです。 その姿に、 ミューラーは 首をかしげ、 ネックも 当初は 怪訝な顔をしていましたが、 すぐに 察して、 「はは〜ん」という 顔つきに なりました。 |