サイト『生きる意味の「正体」教えてやるにゃー』
第3章『しあわせ の「正体」』
見習い神さまは キツネ娘


■ 見習い神さまは
キツネ娘(3/3)


『ぜひ わたしも、
しばらく こちらに…』





おつかれさまです、

かみね さん。

いよいよ あなたも
合流ですね?




ミューラー の言葉に、

ふき の 記憶が
パシーン!と つながりました。





そうだ、
かみねちゃん 』だ!


オレの デートを
覗き見
した…




思わず叫んだ
ふき の 言葉に、

かみね
真っ青になりました。





ごごごご
ごめんなさいっ


わたし、
人間さんたちの言う
『デート』というものが、


どんなに 楽しいものなのか、
すごく興味があって…




それで…

いけないとは
思ったんですけど、
つい「神通力」で…





デートを覗かれた当初は、

『 他人のプライバシーを
盗み見するなんて、

「かみね」ってのは
どんな 不快な奴なんだろう! 』





と、ムカッ腹が立っていた
ふき でしたが…



今 実際に、こうして
オロオロしながら 詫びる かみね
目の前にしてみると、

「本当に 純粋な興味から
デートを見学したかった
のだろうなぁ…」
と、
素直に そう思え…



それに今回は、
特別 見られて困るような
失態も無かった
わけですから、
ネックには 鼻で笑われましたが)

なにか、
「まあ もう… 別に いいかな?」
という気持ちに
なったのでした。

  




そこで、

袖で顔をおおって
震えている かみね を、

あらためて
部屋の中に招き入れ、

あたたかいコーヒーなどで
おもてなし
することに
したのでした。

  




さて、

ようやく落ち着いた かみね
話すところによると…



ふき の 家で、
ネックミューラー
監督・補助する
ことが、

自分が 一人前の
「神さま」になるための
大切な『修行』になる

のだと、

師匠である
「キツネの おじいさん」
勧められたのだそうです。



そのため、


本当に ご迷惑とは
思いますが…

ぜひ わたしも、
しばらく こちらに
住まわせてください。



との 事でした。




【下へ 続きます】



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ふきたちが、
そんな話に 花を咲かせて
いたところ…

  



ふいに 玄関のドアが
カリカリカリ…
と 音を立てました。




ネック が 帰宅して、

ドアを開けて
自分を中に入れるよう、
引っかいて催促している
のです。






ふき が ドアを開けると、

ネック
特に お礼も言わず、

スッと部屋の中に
歩いて行きました。

  



そして、
かみね を 見つけると、

ニヤリと笑って、一言




お、来たね?

『 覗き見 ギツネ 』。





その一言で、
また 真っ青な 半泣き顔が
戻ってきた かみね



そんな彼女を、
ミューラー と 2人で
必死に なぐさめる ふき

  





なーんで、ここまで
口が悪いのかね、

この白猫は…




ふきは、そんな
ため息をつきつつも、

自分の家に、また、
一時的とはいえ
「新たな家族」が 増えた

ことに、


困ったような、

でも ちょっと うれしい
ような、

そんな気持ちが
湧いてくるのでした。



  






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