■ 「仕事」 を無限化してみる






次の 「しあわせ」 は…

『仕事』 ですね。

会社に就職して、
仕事ができていることが
しあわせだ
と、

先日 ふきくん は、
おっしゃっておいででした。




てことは、それを
「無限化」 すると…


死ぬまで 会社のために尽くして、
ボロンボロンになって死んでゆくのが、
ふき の究極の しあわせ…


て事かな?




それって、最近の言葉でいう
『社畜(しゃちく)』 なんじゃ…

ふきさん、かわいそう…






(そんなの 「しあわせ」
なわけないだろうが!


ていうか、先日 話したときも、
『一生 働くのは、キツい』って
言ったはずだろ? 自分。)







…と、怒りかけた
ふき でしたが、


たしかに、

自分が先日 主張した 「しあわせ」 を、
そのまま 無限に拡大
すると、

そこに収まってしまいそうです。




でも、そう思える一方で、

自分が なにか
重要なことを忘れている

ような気もします。


「仕事」 を語るうえで
外してはならない要素…



それを抜きにして
語ってしまっては、
『仕事による しあわせ』 を
正確に計れない
ような気が…




今の自分が、

就職できているのに、
なにか 「しあわせ」 を
実感できていない、

その原因
は…






ただし、

『仕事の内容』 による…


ですよね? ふきくん。





ミューラー の一言が、

ふき の脳裏にイナヅマを
轟(とどろ)かせました。







その通りです。

『仕事の内容』!!




『自分が苦手な、

自分に合わない、

自分が好きでも何でもない
ユーザーや会社・スポンサー
のための 仕事』
なんて、

自分の生活さえかかっていなければ、
1秒だって働きたくない のが
正直なところでしょう。







でも 逆に、

『自分の得意な分野の、
自分の人生の目的に合致した、

そして、自分自身が
「しあわせになってほしい、
一緒にしあわせになりたい」
と思えるような

ユーザー・会社・スポンサーの
ための仕事』
であれば、

なにか、

死ぬ直前まででもいいから
働いてみたい! 働かせてほしい!


とすら 思えてくるのです。








事実 ふき も、

今の会社で 「商品管理」 として
イヤイヤ働いて
いますが、

もし これが、
自分が切望している
「ゲームプランナー(企画者)職」
として勤務していた
としたら、

どうでしょう…?



ふき が 会社で発揮する積極性や、
彼の感じる充足感 は、

まったく違ってくるのでは
ないでしょうか?







そうか…

本当に重要なのは、
『自分の関わっている
仕事の内容』
だったんだ…


「就職できていること」自体が
しあわせ なんじゃなくて…





そんな ふき の つぶやきに、

ミューラー
ニッコリと ほほえみ、

深く うなずくのでした。







今回も、ふき 自らが、
自分の主張した しあわせ を
否定する形に収まりました。



ミューラー の笑顔は、

彼の提案した 『無限化』 によって、

ふき が 自らの意思で、
自分の中の矛盾に
気がつきつつあること
が、

うれしくてたまらない、
あらわれなのでしょう…





なに 男同士で見つめ合って
ニヤニヤしてんのよ?


気色わるいね〜、あんたら。




ネック が茶化しますが、

2人の笑みの意味は
理解しているようで、

やはり、ニヤリと
ほほえむのでした。




かみね だけは、意味が分からず、

キョトンとしておりましたが…










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