■『健康』を
無限化してみる(2/4)

『私たち「神さま」は、
こんな存在です!』





えーと…

実は、私たち自身も、
「自分たちのこと」が
よく分かっていない
んです。





え! そうなの??




驚く ふき に、

かみね
うなずきました。




『神さま』という名称も、

「自分たちで付けた」のか、

「人間さんの誰かが
そう 呼びはじめたものなのか」も、
分かっていません…





200年や 300年は
普通に生きられる
ので、

世の中の 生物さんたちよりは
はるかに「長生き」なのだとは
思うのですが…


皆さんのように
「結婚」したり
「子供」を残したりは
しない
んです。





私たちは なにか、
『生き物の皆さんの 思い』
みたいなものに
反応するらしく、

社(やしろ)のような
神聖なところに
いつのまにか生まれて、

自由に移動したりも できて





ものすごく ゆっくりと
歳をとりながら、

気がつくと
「無くなって」いたりする
みたいですね…





「病気」になったりとかは、

ないの?





ありません。

ただ、自分が生まれた辺りが
廃(すた)れたり、

社(やしろ)が
無くなってしまう
と…





「生物の皆さんの思い」が
消えていってしまうのか、

そこで生まれた「神さま」も、
いっしょに消えてしまったり
するようです。





生物の皆さんからは、
普通は見えない
わたしたち「神さま」ですが、

生物の皆さん無しには
存在できない、

そんな命なのかも
しれません
ね…





民話か なにかで、

似たような話を
聞いたことがあるように、

ふき は思いました。








あと、そうやって
長く生きていると、

『神通力』と言いますか、
不思議な力が使えるように
なったりもします。





こちらの ネックさんも、
あの公園に住むようになった頃、

たまたま
公園のそばにあった
うちの師匠の住まわれる社」
の 敷地に入られて…





偶然にも、
『社をおとずれた
800万匹目の 動物』

になり、

記念に、神通力で、
『3つの お願い』を
叶えてもらえる
ように
なったそうです!





それで ネックさん、

その お願いの1つで、
「人間さん並の 知能」
をもらって…


公園で何年か
暮らしているうちに…





今のような、
さまざまな深い思考 が、

できるように
なったのだとか…





かみねちゃんたちって、
そんな事まで
できちゃうの!?

すごいなぁ… 万能 じゃん??




ふきは、

この、ちょっと頼りない、
あどけない キツネ娘 が、

ものすごく荘厳
見えてきました。






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