サイト『生きる意味の「正体」教えてやるにゃー』→
第3章『しあわせ の「正体」』→ もし『健康』が 無限に手に入ったら? |
病気もせずに 健康なまま、 200年 300年 も 生きられる なんて、 ふきたち から見たら ものすごく うらやましい話 に 思えますが… 「世の中に 直接かかわれない」 と言った かみね の 顔は、 とても 寂しそう です。 そんな かみね を 見つめていた ふき の 脳裏に、 先日、『健康』について 話し合ったときの、 ミューラーと ネックの 会話 が、よみがえってくるのでした。 | |
「なにもせずに 年齢だけを重ねて」 「やがて 寿命をむかえる」 のみです。 そのような人生で、 本当に『生きた』と 言えるのでしょうか? | |
| |
そんな 無意味な「人生」 だけは、 あたしは ごめんだね。 | |
人間である ふき たちも、 同じです。 たとえ、どんなに 長く生きられても、 ただ ダラダラと 物や エネルギー資源を 「消費」するばかりで、 世の中に 何も残せず、 何も生み出せずに 死んでいくとしたら… そんな人生の どこに、 『しあわせ』や『意味』が あるのでしょう…? | |
「健康なだけ」じゃ… 「長生きするだけ」じゃ… 『無意味』なんだ。 | |
そんなふうに つぶやく ふき の、 その横腹あたりを グーパンチした ネック は、 彼を見上げて ニヤリと ほほえんだのでした。 |
信じていただけないかも しれませんが、 私たち「神さま」は… 少なくとも 私自身は、 『生物の皆さんが 羨ましくて しかたありません』。 自分は 確かに 「存在」するのに、 とても長い「寿命」を 持っているのに、 この世界に『影響』を 与えることができない… それが、とっても 寂しい のです。 |