サイト『生きる意味の「正体」教えてやるにゃー』
第3章『しあわせ の「正体」』
マズローの 欲求5段階説


■マズローの 欲求5段階説
(9/10)


『欠乏欲求 と 存在欲求』





さて、

長かった
『マズローの 自己実現理論』
の お話も、
いよいよ ラスト です。




ミューラーの 言葉に、

ふきは ホッとするような、
ちょっと名残惜しいような気が
するのでした。







最後に お話しするのは、
『マズローの自己実現理論』の
追加説明の 2つ目





『欠乏欲求』『存在欲求』
についてです。





ええっ!

まだ さらに
「別の欲求の段階」が
あるんですか??




仰天する ふき に、

ミューラー
「いえいえ」と ほほえんで
首を横に振りました。





そうではありません。

『欠乏欲求』とは、
「マズローの 欲求5段階説」
の ピラミッドの

「上から2段目から 一番下まで」を
まとめた呼び名
です。





そして
『存在欲求』とは、

「ピラミッドの 最上段」
(自己実現欲求)の
別名
なのです。





ピラミッド全体を、

「最上段と2段目を境に、
2つに分けた」
わけですね。





その通りです。

ちなみに 図にすると
このような感じになります。





そう言いつつ ミューラー は、

先ほどの画像を
少し加工したもの

パソコンの画面に映し出しました。


マズローの欠乏欲求と存在欲求





マズローさん自身も、

『自己実現』を
特殊な欲求だと考えていた

ことが、

この図から分かるね…





マズローさんは、
『欠乏欲求』について、
このように 語っておられます。





『欠乏欲求を 十分に満たした
経験のある者は、


欠乏欲求に対して ある程度
耐性を持つようになる』
と。





どーゆー意味よ?
ミューラー





首をかしげる ネック に、
ミューラーが 答えました。





おそらく、
こういう事だと思います。

過去に「欠乏欲求」…
つまり、ピラミッドの
最下段から2段目まで
の欲求、

「生存欲求」(生きたい)
「安全欲求」(安全に暮らしたい)
「社会的欲求」「愛の欲求」
(他人とつながっていたい)
「承認欲求」(他者から認められたい)

を 十分に満たした
経験のある人は…





その後、再び
「それらに満たされない状態」
に 陥っても、

以前ほどは 苦痛に感じない

『欲求に振り回されにくい
状態を、維持できる』

という意味ではないかと。





一度でも
「自分らしい人生」
経験している人は、

その後 困難があっても、
簡単には自分を見失わない


という事でしょうか?





ほほえみつつ
深く うなずいた ミューラー
見ていた ふきは、

ハッと 思い当たりました。





【下へ 続きます】



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