サイト『生きる意味の「正体」教えてやるにゃー』
第5章『「DNAの生存本能」で「世の中」を考える』
DNA の 生存本能で、『損得』を 考える


■ DNA の 生存本能で、
『損得』を 考える(2/2)


『「リスク」を 取り払ったら、
「損得」が 消えた??』





ところで、
ふきくん とは 以前、

『 無限化 』について
話し合ったことが
ありましたよね。





たしかに ありました。


ふき の 主張した
「しあわせ」を、

もし それらが、
無限に手に入ったら…?


というケースで考えてみる、
思考実験 です。








あのときと同様の
考え方
を、

今回の お話にも
使ってみましょう。





ふきくん。

自分は 生まれながらに
『 1兆円 』
持ってる…


と 仮定して、
「買い物」について
考えて
みてください。





さて、

どんなふうに
なったでしょうか?






『 1兆円 』持ってる状態で
買い物をしたら どうなるか?

を 考える…



考えるも何も、
もう、買い物では
一切 悩まない

ように思います。






スーパーマーケットや
コンビニの中では、

「思いつくままに」
欲しいものを 買い物カゴに
入れる
でしょうし…



高価な電化製品 などを
買うときも、

とにかく性能の高い
シッカリしたものを、
「値段など気にもせずに選ぶ」

はずです。



「これを買うには、
貯金を切り崩さなくちゃ
ならないけど、

それだと 生活が不安だし、
どうしようか…??」


…みたいな悩みで
モンモンとすることなど、
もはや皆無
となる事でしょう。









どう? ふき

お金持ちになったら、
「自分の 感じ方」が…

『 主観 』
変わっちゃったでしょ?





しばし、
お金持ちの空想
ただよっていた ふき は、

ネック の 言葉に
ハッと「ミジメ(?)な現実」
引き戻されつつも…


苦笑しながら
うなずきました。





うん…

もう絶対、
「買い物で 悩むこと」
無くなると思うよ。


『得だ』『損だ』
とかいう感覚は、
ちっぽけすぎて存在しない

ような…

そんな感じすら するなぁ。





ふき の 感想を聞いた
ミューラー は、

「そうでしょう そうでしょう」と、
うれしそうに
うなずきました。





お金が あり余って、

「お金を払う」という行為に、
リスクを感じなく
なれば、

『 得も 損も、
存在しないも同然 』

に なるのです。





それは 逆に言えば、

『 自分自身の「生存」が
多少なりとも左右される
(リスクが生じる)
からこそ、

生物は そこに、
「損得」を 感じる 』


という事では
ないでしょうか?






「…あっ!」

  



まったく関係のない方向に
話が進んでいるように
感じていた
ふきかみね は、


この ミューラー
結論 に、

お互い
顔を見合わせました。










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『「損得」の正体は、
DNA の 生存本能による「主観」』





このように
『 損得 』は、

「自分の生存が
関わっている」

からこそ、実感するのです。





だから 逆に、

自分自身が、
『生存をおびやかされないほどの力』
(たとえば 絶大な資金力)を
手に入れれば


「損得」の 感覚も
消え去ってしまう…





それは つまり、
「損得」というものの正体 が、

『 DNA の 入れ物である
われわれ生物』
が、
「主観」で
そう感じているだけ

のもの…





『 DNA の 生存本能 』による
感じ方に すぎないもの
である証拠
だと、

私は思うのです






意外なところで
「無限化」が 再登場し、

ふき は 少なからず
驚きつつも…



『 DNA の 生存本能 』
について、

自分の中で
興味が ふくらんでくる のを
感じるのでした。


  





今回は、
「お金」に ついてのみ
お話をしましたが、

それ以外の物事 についても、
同様に『無限化』
してみることで、

「損得」と「生存本能」
の 関係
が、
皆さんにも きっと
見えてくると思います。

ぜひ 試してみてくださいね。


【下へ 続きます】



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