■ DNA の生存本能で、
『敵・味方』 について考えてみる(3/4)







はい。

たとえば、ふきくんは、
お若い頃に、

ご両親や 学校の先生の
おっしゃることに対して、

『大人の言うことなんか、
ウゼー(うるさい)だけだぜ〜!』


などと お思いになったことは
ありませんか?





「ぐがっ!」





ふき が、奇怪な声をあげて硬直しました。


どうも、そのものズバリの
経験がある
ようです。





そして、会社の上司さんから
教育やアドバイスなどを
受けているときに、

『いつまでも俺サマを
半人前あつかい しやがって!』


などと、不愉快に思っていた
ことはありませんか?





ふき が、前かがみに丸まって
震えています。


どうも、ふき の かつての 「若気の至り」
クリーンヒットしたようですね。








それを見た ミューラーは あわてて、

ふき の 肩を、羽根でポンポンと
やさしく たたきました。




あ、いえいえ、ふきくん。

そうしたことは、
若い頃には 大なり小なり、
誰にでもあるものです。


重要なのは、

そうした 過去の大人たちの言葉を、

今 現在、「自分も大人になった ふきくん」
が、どう感じているか?
なのです。





い、「今 現在」… ですか?




ふきは、

ちょっと青くなった顔を上げて、
考えてみました…




そうだなぁ…

たしかに、全部が全部、
大人が正しかったってわけじゃ
なかったですよ。


でも、こうやって大人になって、
アルバイトとはいえ
部下を持つように なってみると、

「あのときの大人たちの
いろいろな言葉や知識の一部が、

問題解決のヒントになったり、

今の自分を作ったり、
支え続けていたりしたところも
あったのかなぁ…」
って、

最近になって しみじみと
思うことは、ありますね…





ネック が 前足で、

ふき の 横腹を
トントンと たたきました。




つまり、周りの大人が、

あんたに
「一人前になるための知識」
伝えてくれたわけだ?





ふき は、ちょっと考えこんだ後、

何度かコクコクと うなずきました。



そんな ふき
見ていた かみね が、

急に、うれしそうに こう言いました。




わたし、分かっちゃいました!

『気づきにくい味方』 が、何なのか。









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