ミューラーの、思い出の岩場(4/7)









太平洋に面した
この 灯台 の 根元には、

荒々しい波に洗われた
ゴツゴツの岩が並ぶ

力強い風景

広がっておりました。




ミューラー は、

ときおり
波しぶきが上がる
波打ち際の 岩場を

チョンチョンと
跳ねるように
歩いていましたが…






やがて、

高さ1メートル

海面からすると、
2メートルほども
高さのある、

『 柱のような岩 』
の 前で、

その足を
止めたのでした。











…不思議な形の
岩ですねぇ。




ミューラーと 並んで
岩を見つめていた
かみね が、

ちょっと
首をかしげながら、

そんな感想を
トンビ紳士に述べました。




でも ミューラー は、
無言のまま、

とても遠くを
見ているような表情
で、

その柱を
見つめ続けるのでした…


  






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