サイト『生きる意味の「正体」教えてやるにゃー』
第8章『将来 100%滅亡する、われわれ「生物」1』
生物滅亡の原因は『環境破壊』?


■ 生物滅亡の原因は、
『環境破壊』?(1/2)


『少し 人間を減らしなさいよ』


執筆日 2018年 08月16日   最終更新日 2021年 02月07日





もしかして、

全生物を滅亡させて
しまう 原因って…

『 環境破壊 』??




ふき は、
近年 取りざたされている
この問題こそが、

いつの日か訪れる
『 生物滅亡 』
カギなのではないか?

と 考えたのです。




たしかに、
人間さんたちの文明が
大きく飛躍した
ことで、

「その近隣の環境に、
何らかの変化が
生じてしまう」
ケースが、

多々 出てきている
ところは ありますね…




かみね も、
スマホ(みたいなもの)を
ポチポチと さわって、

「環境破壊」
ネット検索をしてみました。




こんなに色々なものが
あるんですね。


工場からの煙や、
燃料油をつかう乗り物で、
空気が汚れてしまったり

生活で使った お水を
捨てることで、
川や海が汚れたり





毒物やゴミを
地面に埋めたり
捨てたりすることで、

土そのものが
汚れてしまったり

するようです。





ふき は 話を聞きながら、

「戦争」
話のときと同様の、

恥ずかしいような
情けないような気持ち

してきました。





なぜなら この問題も、

自分たち 「人間」
大きく かかわって
しまっているのですから…




これらは やはり、
「規模」が 問題だと
思うのです。


昔、人間さんたちが

今ほどの「大社会」を
築いていらっしゃら
なかった頃は…





生活から出る汚れは
もちろん 0 では
ありませんが、

環境への深刻なダメージ…
というほどでも
なかった
はずです。





人間さんたちって、

文明が発達して、
生活が安定したおかげで、

昔と比べて、
健康で 長生きになって、
数も多くなりました
よね。





でも その一方で、

環境や、他の生物さんたち
への影響も、

すごく大きく

なってしまって…





やっぱ 多すぎだと
思うんだわ、「人間」。

少し 減らしなさいよふき





僕に『 通り魔 』
なれとでも…??






ネック
メチャクチャな要求に、

ふき は、驚くやら、
あきれるやら…









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『環境破壊で
大きなダメージを受けるのは、
実は「人間」』





ただ、そう 考えると、

逆に、『環境破壊』では
生物の滅亡は ありえない…


とも 言えるのでは
ないでしょうか?




ミューラー が、
意外なことを言い出したので、

ふきかみね は、
恒例のキョトン顔になりました。

  





「人間さんの数が多い」から、

その生活から生じる汚染が、
大きな破壊力を
持ってしまう
のです。


という事は、逆に言えば…





その汚染によって、
「人間さんたち自身」が
病気になったり、
長生きできなく

なっていけば、

当然、
『人間さんたちの
総数が 減り』





そこから生じる
汚染の破壊力も、
小さくなっていく…


と 考えられるわけです。





言われてみれば
その通りです。

「環境破壊」 の 要因の1つは、
『 人間の数 』



環境が破壊されれば、
当然、人間自体にも
そのダメージは ふりかかり


人口が減ってしまうのは
「ごく自然な流れ」
といえるでしょう。





で、でも、

それでも
環境破壊によるダメージは
「他の生物」にも
ふりかかる
んでしょう?


だったら、
それが原因で

生態系が壊れて、
全生物が滅亡する

可能性だって…





ミューラー は うなずきつつ、

しかし 直後に、
首を横にも振りました。




その通りです。

たとえば
『水』が 汚れれば、

「それを口にする
全ての生物」、

そこに住む「水生生物」、
「植物」など、

驚くほど広範囲の動植物が
ダメージを受けて
しまいます。





『空気』も 同様です。

「呼吸によって生命活動を
維持している動植物」は、

軒並みダメージを
受けてしまうでしょう。





しかし、

本当に 一番大きな
ダメージを受ける
のは、

他ならない
『 人間さんたち そのもの 』
なのです。





ええっ!!





「他の 動植物」への
ダメージばかり
心配していた ふき は、

ミューラー の 言葉に
仰天しました。





なぜなら、

人間さんたちは
この地球上において、

『ほとんど頂点』と
言えるほどの
「高度な進化」をとげている
生物ですが…





それは 同時に、

『 環境の変化に対して、
柔軟性が
ほとんど無い生物 』

とも 言えるからです。





環境の変化に、

柔軟性が
ほとんど無い…??





聞いた話に よりますと、

生物というものは、
『 構造が単純であるほど、

何らかの環境変化が
生じたときに、

世代交代をしていく中で、
適応できるスピードが速い 』

そうです。





逆に、

『 高度で複雑な
構造を持つ生物ほど、

簡単には
体が変化できず、

適応に長い期間を
要してしまう 』

のだとか…





環境破壊で
一番「絶滅しやすい」のは、

実は、それを生み出して
しまっている

「人間さんたち自身」

ということですか。





ふき は またも、

ちょっと
ホッとしたような、

しかし 複雑な気持ち
包まれたのでした。





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