■ 滅亡の原因は、『天体衝突』?(2/5)





隕石の大きさが、
直径10キロメートル以上
だなんて…


この国で一番大きい お山は
「富士山」 ですけど、

それを 3つも4つも
重ねた大きさ
だった
ということですか??




かみね の 言葉に、
トンビ紳士が うなずきました。




その通りです。

実際には、物体には
「タテ・ヨコ・高さ」
がありますから、

小惑星が 富士山と
まったく同じ 「形」 を
していた場合、

その 3〜4倍の
「直径」 をもつ物体は、

27〜64倍 にも及ぶ
「質量」を持っていた

ことになります。





それはつまり、

ある日 突然、
空の彼方から、

『 富士山 30〜60個分ほどの
超々々重量の塊 』
が、
墜落してきたも同然です。





その光景は、

地獄という
言葉すら生ぬるい、

『 この世の終わり 』
そのものの有様
だったことでしょう…




しかし このとき、
星好きの ふき は、

そんな地獄の歴史に
震えあがりつつも、

ふと 「ある事」
気がついたのでした。




ちょっと待って、
ミューラーさん。


本当に その小惑星は、

「10〜15キロメートル」
だったの?





はい。

人間さんたちが
調べてくださった資料を
読むかぎりでは、

そのように考えられて
いるようです。





『 小惑星 』 とは、

火星から木星の間ぐらいの
距離のあたりを中心にただよう、

惑星と呼ぶには小さすぎる
巨大岩石たち
ことです。



しかし たしか、

その直径 は…




大きな小惑星になると、

たしか 「ケレス」 なんかは、

950キロメートル ぐらい
あったはずだよね?




ふき の 質問に、

ミューラー は、「おお!」 と
目を輝かせました。








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