■ 滅亡の原因は、
『他天体からの影響』?(2/10)






青い顔をして
話しつづける ふき に、

ミューラー
応えました。




たとえばですが…

「太陽と同じぐらいの
大きさの恒星」 が
太陽系内に入って場合、

とにかく、

大変な事態に
なってしまう
ことは、
間違いありません。




何しろ、

この太陽系の中心に
なっている 「太陽」 と

同程度の重力を
持った存在が、

もう1つ 現れる

わけですから…




太陽系内の ほとんどの
惑星・衛星・小惑星などが、

外から入ってきた恒星の
引力に振り回されて

今までの軌道を
外れてしまったり、

他の星と衝突したり…

中には近づきすぎて、
その恒星自体に
飲み込まれてしまう
ものも

出てくるのでは
ないでしょうか?





ふき は、

太陽系最大の惑星である
「木星」 ですら、

太陽の 1000分の1 の
質量しかない
という話を
思い出しました。





恒星の重力の前では、

われわれ生物の住む
惑星や衛星など、

風に舞う枯葉のように
無力
なのです…




そうした重力の影響で、
地球が 現在の軌道…

『 ハビタブル ゾーン 』
の範囲から
飛び出してしまったが最後、

われわれ生物が
長く生存することは
不可能
です。




いずれにせよ、

太陽系内の有様は
大きく変貌し、

地球の生物が
絶滅してしまうのは、
ほぼ間違いない

と 思われます…





ミューラー の 話に、

ふきかみね は、
今まで以上に顔色を
深く青くしましたが…

  



それを見て、

トンビ紳士は あわてて
こう 付け加えたのでした。






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