■ 滅亡の原因は、
『他天体からの影響』?(3/10)






…ただ ですね。

ある恒星が、
別の恒星系(太陽系など)と
交わってしまう確率
は、

非常に 非常に
小さなものなのです。




小さいって、
どんくらいよ?

ミューラー




ネック の 質問を受け、

ミューラー
しばらく 目をつぶって
頭の中で計算した後…


こんな話を始めました。




たとえば、

我々の太陽系から
最も近くて、

目でも見ることの
できる恒星は、

「ケンタウルス座の
アルファ星」
です。




「アルファ・ケンタウリ」
とも呼ばれる
この星までの距離は、

宇宙最速といわれる
「光の速さ」 を もってしても、

4.3年もの時間がかかる

ほど離れています。




4.3光年 ってわけだね。

1光年が だいたい
「9兆4600億キロメートル」

だから…


4.3光年だと、
40.7兆キロメートル
ぐらいかな?




星好きの ふき が、
電卓をポチポチしながら、

その数字の膨大さに
あらためてビックリ
しています。



ふき の 言葉に、

ミューラー
ほほえみながら
うなずきました。




その通りです。

これに、太陽の直径が
「140万キロメートル」ほど

であることを考えると、

太陽とアルファ・ケンタウリ
の間には、

『 太陽を 2910万個 』
並べられる
ほどの

凄まじい 「へだたり」
があるわけです。




そこで、

たとえば 太陽を
「プロ野球のボール」(7.4 cm)
として考えてみる
と…




お隣の アルファ・ケンタウリ
までの距離は、

なんと

2150キロメートル
にも なってしまうのです。




これは つまり、

太陽とアルファ・ケンタウリが
衝突する可能性が、

『 日本の端から端まで
ぐらいある

凄まじい広さの
グラウンドの両端から、

2人が野球のボールを、
投げては拾い 投げては拾い
しながら歩き続けて、

いつか 2つのボールが
ぶつかるのと
同じぐらいの確率 』 …


に すぎないことを
物語っているわけです。






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