サイト『生きる意味の「正体」教えてやるにゃー』
第9章『将来 100%滅亡する、われわれ「生物」2』
将来 100% 無くなってしまう、我々の住む『この宇宙』


■ 将来 100% 無くなってしまう
我々の住む『この宇宙』(1/3)


『生物絶滅を 回避できるかも?』


執筆日 2019年 01月01日   最終更新日 2020年 05月01日





『人類を含む、全生命の滅亡』
という、

衝撃的な題材 について、

ここまで長く
語り合ってきた
ふきたちでしたが…


ようやく ようやく、
結論 が 出たようです。






生物同士の疲弊や
自滅を引き起こす『戦争』
を、
起こさないよう努力し、


この地球上における
さまざまな『自然災害』を、
団結と情報共有で乗り越え、


太陽の影響で
地球が住めなくなる
その前に、
地球外へ旅立ち


さらには 太陽系外へと、
次なる住処(すみか)を求め
旅立っていく
ことで…




我々 地球生物 は、

『絶滅』という
「生物にとって最悪の不幸」を、
回避することができる!




…これが、

ふき の 得た結論でした。

  






かぎりなく かぎりなく
『0に近い生存確率』だけど…


「僕たちの DNA を、
遠い未来の子孫たちが
受け継いでいける可能性が、

砂つぶ ほどでも
残ってくれている」

と思うと…





なにか、

あったかい気持ち
なってくるよね。





そんなことを言いながら
ほほえむ ふき の 姿に、

「生物・DNA」というものが
今イチよく分からない
かみね も、

なんだか
うれしくなってくる

のでした。








…ところが、

そうした結論が
出たにも かかわらず…


ミューラーネック は、

何かとても
思いつめたような表情
で、

ふきたちを
見つめるのでした。

  






ど… どうしたんすか?

ミューラーさん、
ネックさん…




2匹の異様な雰囲気に、

ふきかみね
ほのかにうれしく
あたたかい気持ちが、

フツ… と
止まってしまいました。

  




そんな ふきたちに、

最初に語り出したのは、
ネック でした。












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『一部の人間だけは知っている、
われわれ生物の「本当の最期」』





ふき

あたし、正直
ビックリ してるよ。


ちょっと前までは、
目先のことに振り回されて、
ギャアギャア言うだけ

あんた だったのに…





今では、
『生物の 遠い未来』
のことまで、

あんたなりに心配して、
必死に考えれる
ように
なったんだね…




唐突に ネック
ほめられて、

ふき は うろたえました。




いや、まあ…

そりゃ 僕だって、
「自分のDNA」が
途切れちゃう
なんて、

怖いし 悲しいから…





だから、

たしかに
「遠い未来のこと」
ではあるけど、

『他人事』には
思えない
んですよね。





ふき の この言葉に、

ネックたちは
少し おだやかな顔
なりましたが…

  



すぐに また、

先ほどの
思いつめたような表情 が、

その顔に よみがえって
きたのでした。





でもさ。

あんた、
前に ミューラー
言った言葉
、憶えてる?


人類や生物は、
「どうなる」
んだっけ?




ネック の 質問に、

ふき は 必死に
記憶をたどりました。




えっと…


『人類や、われわれ生物は、
将来 滅亡して
しまうかもしれない』…


だっけ?




しかし、

ふき の その回答に、

ミューラー が 悲しそうに
首をふりました。






いいえ…

ちょっと違います、
ふきくん。




『人類や、われわれ生物は、

将来 必ず、100%、
滅亡してしまう』


…です。





ミューラー の 言葉に、

ふきかみね の 体が
ガチン… と 固まりました。

  






そうなのよ、ふき

「してしまうかも」
じゃないの。





『100%』 『必ず』、

あたしらの子孫は
滅亡しちゃう
のよ。





これは もう、

一部の人にとっては
『前々からの 常識』


『とっくに、
分かっちゃってた事』

なんだってさ…



  






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