■ 100% 無くなる、この宇宙(1/10)





『人類を含む、
全生命の滅亡』


という、衝撃的な
題材について、

ここまで長く
語り合ってきた
ふきたちでしたが…


ようやく ようやく、

結論 が 出たようです。






生物同士の疲弊や
自滅を引き起こす『戦争』
を、
起こさないよう努力し、

この地球上における
さまざまな『自然災害』を、
団結と情報共有で乗り越え、

太陽の影響で
地球が住めなくなる
その前に、
地球外へ旅立ち

さらには 太陽系外へと、
次なる住処(すみか)を求め
旅立っていく
ことで…



我々 地球生物は、

『絶滅』という
最悪の不幸を、
回避することができる!




…これが、

ふき の 得た結論でした。





かぎりなく かぎりなく
0に近い生存確率だけど、

「僕たちの DNA を、
遠い未来の子孫たちが
受け継いでいける可能性が、

砂つぶ ほどでも
残ってくれている」

と思うと…


なにか、

あったかい気持ち
なるね。





そんなことを言いながら
ほほえむ ふき の 姿に、

「生物・DNA」というものが
今イチよく分からない
かみねも、

なんだか
うれしくなって
くるのでした。








…ところが、

そうした結論が
出たにもかかわらず…


ミューラーネック は、

何かとても
思いつめたような表情
で、

ふきたちを
見つめるのでした。


  






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