ふき と ネック による、 わずか1週間ほどの間に 起こった… しかし、 彼らの人生を左右した 事件についての、 「長い長い 思い出話」 が 終わりました。 どうして、 久しぶりに あの公園を訪れた夜、 ふき の記憶が 一時的に消えて しまったのか? どうして 『人の言葉を話す 猫や トンビ・キツネ』が、 ふき の 家に 訪れたのか? その原因が、 実は 自分にあり、 そんな自分の 『自殺』という決断を 阻止するため、 この小さな白猫が どれほど心を砕いて くれていたか を ようやく 知りえた ふき… あまりの 大きな衝撃に、 彼には、 ネック にかける 『感謝の言葉』も、 『お詫びの言葉』も、 何もかもが 見つかりません… そして ふき は、 あの「月の夜」を 思い出すのでした。 ネック と 語った、 あの 静かな 月の夜 のことを… | |
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