サイト『生きる意味の「正体」教えてやるにゃー』
第11章『人間は、地球最後の「はかない希望」』
地球生物が 生き残るために、
『しあわせ』を どう活用するか?



■ 地球生物が 生き残るために、
『仕事』を どう活用するか?
(3/3)


『若い頃の「仕事選び」を
イイカゲンにしてしまうと、
人生の時間の大半を
ドブに捨てる危険がある』





ミューラー
『仕事内容 の 重要性』
説いてくれる一方で、


それを聞いている
ふき は、

「今の自分」が
つくづくミジメに
思えてくる
のでした…

 




毎日の激務や残業に
追われるばかりの、

日々の時間の半分以上を、
会社に費やして生きている

今の ふき にとって…


一応、テストプレイの
バイトの子たちをまとめる
中間管理職とはいえ、

社内での発言力も
まだまだ ほとんど無い

今の ふき にとって…




『自分たちの仕事内容を、
「文明の発展」へと
直結していける改良案』

など、

そうそう 考えついたり
提案できるものでは
ありません。







明日以降の業務に
支障が出ないよう、

日々のコンディションを
整えるのに 手一杯
で、

有意義な「自分のための時間」や
心の余裕など、
ほとんど 持てていない
のが
現状です。




そのため、

本目的である
『ゲーム企画者に
なるための勉強』
も、

なかなか進めることが
できていない
のです。







そう言うと、
ふき の 怠慢のようにも
聞こえますが、


性格上、
「好きではない仕事」に
対しても
なかなか手を抜けない
要領の悪い(?)ふき
は、

残業や土日出勤なども
重なって
グッタリと 疲れはて、

帰宅しても 頭が働かず



ダラダラと 空しく、
貴重な 20代を
浪費しつづけてしまって
いる
のでした…

 






「仕事」というものは、

生きていくための
糧(かて)
を 得つつ、

人生の時間の
大半を費やして
社会に関わる





いわば

『その人の 人生そのもの』

と言ってもいい、
重要行為 です。





しかし、
その選択(就業先)を
誤れば、


それは ただただ
『日々の生活費を得るため
だけの 義務作業』

と 化し…





今後 よほどの幸運に
恵まれないかぎり、

道を修正(転職など)
するのも困難
な、

人生の大半の時間を
消費し続ける
『地獄 の ループ』
なってしまうのです。





ある程度 若い頃に
「どういった仕事を選ぶか」で、

実は、その人の人生は
ほとんど決定して
しまっている…



そう断言しても、
過言ではないでしょう。





ふき は 話を聞きながら、
情けなくて
泣けてきました。





新卒時代に

「とりあえず
ゲーム会社に入れれば、
どこだって 何とかなる!」


と、ろくに今の会社の
内情 や 企業系列
調べずに、

甘い算段で
ゲーム業界に
もぐりこんだ結果、

身動きが 取れないまま
今に至る…





そんな ふきも また、

『地獄のループ』の
生き証人の1人

だからです。


 









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『人生をあきらめ、
地道な積み重ねを 放棄した者には、
「転機」も 訪れない』





だからこそ…

だね?




ネック の 言葉に、

ミューラー
これまで以上に
深く うなずき、


ふき が 2匹の顔を
あらためて見つめました。







その通りです。

「だからこそ」
どんなに苦しい日々の
中に あっても…





少しでも、わずかでも、
『自分の技能』を 磨きつづけ

『自分の能力を
本当の意味で活かせる業務』

に 近づき、

『自分が手助けしたいと
思える人々が集う企業・団体』
に 所属
して、

『人類の文明発展の一助』
となって
本物の充足感の中で
日々を送れる
よう…





小さな小さな努力 を、

日々 コツコツコツコツと、
積み上げ続けなければ

なりません…




 






でなければ、

『自分の技能と
無関係な業務』
で、

『尊敬も共感もできない、
どこかの誰か』の
利益のため
に、

二度と戻らない
自分の大切な人生を、
浪費し続けるだけの毎日

が 変わることは…




「決して無い」
からです。






話を聞いていた
ネック が、

しみじと 語りました。





「ご飯代」欲しさに、

やりたくもない仕事を
死ぬまで 繰り返す…
か。





そんな人間ばっかの
世の中
じゃ、

『文明レベルの向上』とか
ただの夢物語か
笑い話
だよね。





たしかに…

ほとんどの人が
やりたくもない事を
「やらされている」

みたいな気持ちで
社会に かかわっている
(仕事をしている)
ようじゃ…


『社会の発展』なんて
ありえない
よ…





悲しそうな ふき
見つめながら、

かみね が 困ったように
質問しました。





それでは…

人間さんたちは
どのように、


今の「仕事」を
『文明の発展』に
結びつければいい

のでしょうか…?






『2つの方法』
あります。



ミューラー が、
そう 答えました。


 









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『「文明の発展」に
たずさわれる道は、
意外に多彩に存在する』





まず1つは、
先ほど お話しした通り、

『自分の技能を活かして、
さらには「文明の発展」にも
貢献できそうな仕事』に、
全力投球すること
です。










その方法は
『転職』
かもしれませんし…


今 勤めている職場の
『社内改革』
かもしれません。





もちろん そこには、

さまざまな苦労や
困難
があるでしょうが、


『自分の人生の時間の半分を、
やりたくもない仕事に
浪費しつづける日々』


『自分の技能が 人類の発展に
直結していく日々』

考え比べてみれば…





「あきらめるには
あまりに惜しい選択肢」


だと思うのです。





今の「社内の発言力の無い」
自分を考えると、

ふき の 取るべき道は、
やはり『転職』しか
ないようです。








そして、もう1つは…

直接 自分の技能を
『人類の発展』に
活かせなく
ても…





『人類の発展に貢献できる
人々を助け、
応援できる業務』

というものも、

世の中には
あふれている…

という点です。





ど、どういう意味
でしょう??





ミューラー は、

首をかしげる かみね
うなずきつつ、


ふき
こんな質問をしました。






ふきくんは、

「料理人さん」
なろうと思ったことは
ありますか?





えっっ!!??





一人暮らしの ふき は、

そこそこですが
「料理」をすることは
あります。



でも、

「料理人」として働く
なんて、

今まで ただの一度も
考えたことが
ありませんでした。







ふき
返事に困っていると、

ミューラー は 察して、
ほほえみながら
うなずきました。





いや、
無理もありません。

今まで ふきくんが
目指してきた道
とは、

あまりにも
かけ離れていますものね。





でも、たとえば

ふきくんの
勤める「食堂」が、
『宇宙開発』の 研究所の
施設内
にあって…





その研究所の
職員さんたちが、

ふきくんたちの
作ってくれる お料理を
とても 楽しみにしている…


としたら、どうでしょう?





ふき は、
少し上を見上げながら
想像してみました。












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『文明の発展に たずさわる人々を
「支える」人々も また、
文明発展の 担(にな)い手』





ふきたちの
作る料理を、

難しく根気のいる研究の、
その合間の
ささやかな楽しみ

と 感じている、

研究員たち…



彼らは それを食べて、
仕事(宇宙開発)への 気力を
よみがえらせます。







星好きふき とはいえ、

「宇宙開発」に
たずさわれるほどの
高度な知識は
持ち合わせていません。




でも、自分の作る料理
『研究員たちの気力を
支える 一助』

なっていれば、

ふき は 間違いなく、
『宇宙開発実現のために
働く 人間の1人』


『地球外へ脱出できる
文明の発展を
手伝う人間の1人』

と 言えるのです。








「自分が直接、
文明発展に かかわる」

だけじゃなく、

『かかわる人を サポートする』
という道もある…


って 事ですね!





とたんに ふきの 中で、

『つきたい仕事の 幅』
グンと広がった
気がしました。





…と 同時に、

今の自分の
一見 つまらない仕事の
繰り返しの日々
も、

ちょっとした工夫で
『社会・文明発展のための
ささゆかな 一助』

できるのではないか…?

という希望も、

ほんのりと
見えてきたのでした。






もちろん、
ふき最も やりたい仕事は、

今も変わらず
『ゲームプランナー』です。



でも、もし自分の就く仕事
『社会・文明の発展を
阻害する行為』

だったり、

『社会・文明の発展を
阻害する団体を手伝う行為』

であれば、


どんなに一生懸命
取り組んでも、

しょせん それは
『悪』の 仕事
(生物の生存確率を下げる行為)
です。







どんな仕事に つくにしても、

最終的には、
『自分たちの DNAが
少しでも高確率で
生き残れるような
未来を作るため』
に、

行動するよう、
心がけることが大切…




今、ふき

今までとは
比較にならないほど、

「仕事を見る 自分の目」が
スカッと クリアに
晴れわたった感覚
を、

実感しているのでした。




  






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