サイト『生きる意味の「正体」教えてやるにゃー』
第11章『人間は、地球最後の「はかない希望」』
生物が生き残るためには、『詐欺師』の撲滅が不可欠


■ 生物が 生き残るためには、
社会のガン『詐欺師』の
撲滅が、不可欠(4/5)


『では、どのように
「詐欺師」に 立ち向かうか?
(情報共有 編)』





詐欺師は、

絶対に
許されるべきではない
『社会のガン』。



それは もちろん、
そうなのですが…





詐欺師を ただ
「憎む」だけじゃなくて、

僕ら自身も、
それに 引っかかって
しまわないよう、

『対抗手段』
考えてなきゃ
いけない
よね?





そんな ふきの 言葉に、

ミューラー
うれしそうに
うなずきました。





その通りです、
ふきくん。

詐欺を 完全に無くすこと
は、難しい…

というより、

現実問題として、
まず「不可能」
でしょう。





でも、

世界中の
人間さんたちが

詐欺師の嘘を見抜く
「冷静な目」
を 持ったり、

『詐欺師に対抗する知識』を
そなえる
ようになれば…





結果的に

『詐欺師の 嘘が、
ほとんど社会に影響を
与えられない 世の中』

を 作ることも、

可能なのです。





そのためには…

たとえば、
「どんな方法」
あるのでしょうか?





かみねの 疑問への

ミューラーの 回答は、
こうでした。





たとえば、

これは現在でも
人間さんたちの社会で
実行されている方法ですが…





『詐欺師・カルトの 手口』
についての情報を、
みんなで共有する


というものが あります。





これは、ふきにも
なじみのある
防御方法です。





「新手の 詐欺事件」
広がりを見せてくると、

必ず 警察やマスコミから、


『こんな感じの詐欺手口が
広まっているので、
このように対処しましょう』


といった
注意喚起の情報
提供されるようになります。




ただし これは、

「ある程度 世の中に
被害が出て、
問題視されてから」

でないと
告知されないので、

やや タイミングが遅い
という難点はありますが…


1つの 対処法
であることは確かです。








「最新の詐欺」は もちろん、

「過去の詐欺」に 関する
情報と対処法
などが、

誰でも 手軽に、
分かりやすく閲覧できる、

『データベース』
のようなサイト





そうしたものがあれば、

きっと
詐欺師・カルトは
動きづらくなる

ことでしょうね。





これが、

ミューラー
1つ目の提案でした。

 









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『では、どのように
「詐欺師」に 立ち向かうか?
(罰則の強化 編)』





次に、

これは 私自身が
人間さんの法律に
ウトい
ので、

断言は できない
のですが…





『詐欺事件の
犯人たちの罰則が、
被害の割に ゆるい』

ことが、

詐欺事件が
後を絶たない 一因

のように 思えるのです。





これも ふき は、
以前から 不思議
思っていました。



社会に与える
影響の大きさ
の割には、

ニュースなどで目にする
詐欺の犯人の刑 が、

どうも「軽い」ような
気がする
のです…






ただ、多分ですが
これは、

『嘘』を 罰することの
難しさ
にもよる
のではないでしょうか?



ミューラー
言っていた通り、

『嘘』というものは
「人間 誰もが つくもの」

であり、


中には

「本人も自覚して
いないような嘘」

「別の人から伝えられた
誤情報(嘘)を信じ込んで、
さらに別の人に
伝えてしまうケース」


なども
存在するのです。



それを1つ1つ
罰していたら
キリがありませんし、

それこそ
『全人類が 犯罪者あつかい』
に なりかねません。

 




「悪意や故意があっての
嘘かどうか」の、
線引きの難しさ…



それが、
「詐欺事件の罰則」を
重くすること
への
ブレーキ として、

結果的に
はたらいてしまっている
のではないでしょうか?





とはいえ、

詐欺によって発生する
「社会への被害」は
甚大
です。


何しろ、
『人々の信頼関係を 破壊』
してしまうのですから…





正直なところ私は、

「ある程度の規模以上の 詐欺」
を 起こした犯人
は、

『死刑』でも
まったく問題ない


ぐらいに
考えているところが
あります。





これは 決して、

「詐欺師のような卑怯者は
死んだほうがいい」
といった

短絡的な意味ではなく





「詐欺」が 後々まで
社会に与える影響が
あまりに甚大
で、

「個人レベルで償う」ことは
まず不可能
なので、





犯人自らが 命を絶つこと
ぐらいでしか、

『詫びようが無い』
『収まりようが無い』


…と 考えるためです。





温厚な ミューラー から
『死刑』という
過激な言葉が出たので、

ふきかみね
ギョッとして
しまいました。

 




でも それは、

「今」の 常識で考えるから、
「過激に見える」だけ

かもしれません。




遠い未来に、
逼迫(ひっぱく)した危機が
地球にせまり、


『地球上での
永久的な生存が不可能』
であることを、

多くの人々が
「自覚」せざるをえなく
なったとき




地球から「脱出」するだけの
文明・科学力を得る
ため、

『地球規模の 人類の協力関係』が、
切実で必要不可欠な
現実として、
人々に「認識」されたとき






そんな時代に
生きている人々…

つまり、私たちの
遠い遠い子孫たち
が、

「今の私たちの世の中」
を見たとしたら、
どう 感じるでしょう?




「詐欺師やカルト」が
普通に存在し、

大した罰則も受けずに
ノウノウと生き延びて、

人々の『信頼』を
気ままに破壊している、
この現代
を 見たとしたら…






『もし ご先祖さまたちが、
もっと早く手を
打ってくれていたら、


僕らも「絶滅」せずに済んだ
かもしれないのに…』




そんな 悲しい言葉
はかれても、

仕方ないのでは
ないでしょうか?


 






『死刑』とまでは
行かなくても、

「詐欺を行うことは、
大変に大きなリスクである」
ということを、

犯罪者予備軍に
思い知らせるための
「重罰」を示しておく

ことは…





「詐欺の発生を抑止」し、

未来に
『人間同士の信頼』を
残すため
の、

1つの策には
なると思うのです。





それが、

ミューラー
意見でした。

 









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『では、どのように
「詐欺師」に 立ち向かうか?
(敵を知り、己を知れば 編)』





次に 私が
オススメしたいのは…

『心理学 の 勉強』です。




ミューラー
3つ目の提案は、

以前も 話し合った
『心理学』
についてでした。





『心理学』は、

「他人」は もちろん、

「自分自身」をも
客観視できるようになる、

すばらしい知識です。





「詐欺師」は、

ダマそうとしている相手の、
『心の隙』
突いてくるもの
ですが…





もし 相手が
「常に自分を客観視するよう、
努力している人」
だと、

『心の隙』も
なかなか生まれず、

詐欺師は かなり
苦戦することになる

でしょうね。





心理学には、

『ダマシに対する 防御』
の 効果もある…

という事ですね?





ミューラー

ニッコリと
うなずきました。





もちろん、

『他人をダマす』ことだけを
日夜 勉強・工夫し、


組織内で情報共有
しているような

詐欺師団体 相手では、

「個人」が ちょっと
勉強したぐらいの知識では、
まず 太刀打ちは
できない
でしょう。





でも、

心理操作について
「まったく知らない」
のと、

『少しだけど 知識がある』
のとでは、

雲泥の差
あります。





相手の 心理操作
完全には把握できなくても、

「何か おかしいぞ?」
違和感 に 気づき…





とりあえず

「その場で安易に
決定してしまわないよう、
適当な理由で
結論を先延ばしさせ、


自分が冷静に考えられる
ようになるための
時間を作る」…


ぐらいの 対処
できるようになります。





相手の「心の隙」を
つけ狙う 詐欺師 は、

何より、
『相手が うろたえてくれず、
冷静に考えようとする』

ことを 嫌い

恐れるもの なのです。



 





『心理学』によって
相手の「工作」を 見やぶり、

見やぶれないまでも、
「うろたえそうに
なっている自分」

気づくこともできる。



たしかに『心理学』は、

「詐欺師」と 戦う上での、
不可欠で 強力な
『助け』に なってくれそう

ですね。

 






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