■ あたしの『お父さん』(2/7)
『ネックの 以前の飼い主の、その後』





にもかかわらず、
ネック が、

キツネの おじいさん
かみね
なかなか この件を
頼まなかった
のには…


いろいろと 複雑に
「思うところ」
あったのでしょう…






そんな ネック も、

『あと少しで
自分の寿命が終わる』

という時期になり、

ようやく
決断がついたものと
思われます。





うん、まあ…


やっぱり ちょっと、
気になるしね…





そんなふうに

気のない素振りを
見せている
ネック ですが、


『3年ぶりに
「元の飼い主」の生活を
知ることができる』…


という 期待の大きさ は、

めずらしく
ソワソワしている
その様子からも
丸わかりでした。


  

  





ちなみに、
この神通力…
『千里眼』は、

『それに関係のある生物』
媒介(ばいかい)にすれば、

とても 成功率が
高くなります。




かみね が 簡単に
ふき の デート現場」を
見ることができたのは、

ふき の 知り合い である
ネックミューラー が、
そばに 一緒にいたため
ですし…

  



ふき が 公園に
自殺しに来た あの日、

キツネの神さま が、
ミューラー」の存在
知ることができたのも、

ふき本人 が
いたからこそ
です。

  






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