■「お金」の価値は、
変動させられてしまう (3/7)






そんなふうに
言われてみると、

ふき も なんだか少し、

今の自分が
寂しく感じてしまいます。








しかも ミューラー が、

追い打ちをかけるように、
こんなことを
言いだしたのです。





あと、そんな素晴らしい
「お金」も、

状況によって
価値がコロコロと変わる

そうですから…


たしかに、

「貯金ができたから働かない」
というわけにも
いかないのでしょうね…






言われて、
ふき は 大混乱。




ええっ!?
お金の価値が変わる??



いや でも、
ミューラーさん。

100円 は 100円 だし、
10000円 は 10000円 ですよ??





はい、「短い期間」で見れば
その通りです。


ですが、たとえば
昭和30年ごろの日本は、
現在に比べて、
物価が 10倍ほど違っていた

そうです。


今、1万円出さないと
買えないものが、

千円ぐらいで
買えたわけですね。






で、でも 逆に 今は、
昭和30年ごろに比べて、
給料なんかも 10倍くらいに
なっている
でしょう?

だったら、
問題ないんじゃないの?






ふき にしては、
なかなか冷静な
切り返しでしたが、

ミューラー
静かに首を振りました。





いえ、問題は
そこではないのです。

お金の価値が
変化することには、

「大きな問題」
ついてまわるのです。





「大きな問題」…?

なによ、それ?





『 貯金 』が ダメージを
受けてしまうのです。







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