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第2章『それって、しあわせ?』→
『学歴』が あれば、本当に幸せ?


■『学歴』が あれば、
本当に幸せ?(4/5)


『「学歴」が、
人材と会社のマッチングを
阻害している?』





ただ、
今の わが国においては

「記憶力という能力1つだけ」が
評価の大半
に すえられ…




記憶力さえ高ければ
さも「能力全般が高い人間」である

かのように 勘違い され…


「いい学歴さえあれば、必ず
自分の望む人生が手に入る」

かのように
思いこまされている せいで…




学生さんが、
いざ「社会」に出たときに、

『本人』は
ギャップに苦しみ、


『企業』は、
学生さんの認識を
「社会人の それ」へと
作り直すために
四苦八苦させられています…




そうした
「学校教育 の 弊害」
の 1つが…

今まさに ふきくん が
苦労されている
『 新人教育 』だと、
私は思うのです。





ふき が、
疲れきった顔で、
うなずきました。

 




「記憶力」だけを強化 しすぎた
若者たちを、

「応用力」も 持った社会人に
『 再教育 』しなければ
ならない手間
は、

会社側にとっても
多大な 負担 です…




こうした、
今の学校教育が含む
『非効率性』
は、

この国の社会全体を
スムーズに回すのを
『阻害』している
面があると、

私には、心配されて
ならないのです。






まあ、いろいろと
ヘンテコだよね…

『 学歴社会 』…





そんな ネック の 苦笑を
見つめながら ふき は、

先日 この白猫の発した
「日本は、まだまだ 学歴社会」
という言葉
の 見え方が、

自分の中で 変わっていく
ように 感じられるのでした。







「どこの学校に行っていたか」

「最終学歴は どこまでか」

ではなく…




『 どういう能力や知識を
身につけているか 』が
明確になる「学歴」

こそが、

本来は 必要なのでは
ないでしょうか?




そうでなければ、

「学歴」は 何も意味を
なさないどころか、

むしろ、
会社が「求める人材」を
見出しにくくする

『煙幕』
にすら
なってしまうと思うのです。




 



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『結果的に
「学歴」の被害者になった ふき』





ミューラー の
この言葉で、

ふき の 苦い思い出 が
よみがえりました。






今でこそ、
「ユーザーサポート」の
リーダー職
である
ふき ですが…


実は、今の会社には、
『プランナー』…

つまり「企画」として
働くつもりで入社

していたのです。


( 「企画職」とは、
どういうゲームを作るかを
具体的に考えて、

プログラマ や グラフィッカー
などのスタッフに指示を出していく、
制作監督 のような仕事です )





高い倍率の募集
だったのですが、

最後には、
ふき の 最終学歴 が
応募者内で それなりに
高かった
ことが、
選考の 決め手 になりました。







ところが、

過去のゲームの
いろいろな良さを『憶える』

のは 大の得意でも、

ここ一番で、
『応用力ある発想』が 足りない

ふき の ゲームアイディアは、


どうしても
既存のアイディアの
『二番せんじ』
に
なってしまいがちでした…






そのため、
企画会議などでも

なかなか
自分のアイディアに
GOサインが もらえず
…



気づけば プランナー職を外され、
「商品管理課」に 回されて、

日々の生活のために、
現在の「サポート業務」を
イヤイヤこなし続けている…



そんな経緯があったのです。







ちなみに、
ふき の 勤めている
ゲーム会社には、


最終学歴が
「高卒」でありながら、

人生の早い時点から
ゲームメーカーへの就職を決意し、

若い頃から 独自の
地道で幅広い学びを積み重ね、


現在では、
企画部門などで
バリバリ活躍している者

が 何人か おり…



「大卒」の ふき は、
いつも それを 苦々しく
思っていたのでした。




自分は、
つらい大学受験も
ガマンして耐えてきた
のに、

どうして
自分よりガマンの足らない
「高卒」ふぜい
が、

自分より良い仕事 を
任せてもらえるんだ!?



という 感じに…




でも、
ふき は 今日、
ミューラー たちの話を通して、

「自分に 足りなかったもの」や、
「自分の 根本的な勘違い」に、
ようやく 気づけたような気がします。







今の日本の『 学歴 』は、
必ずしも…


あるいは、
業種によって は、
ほとんど、

『 現場での 実力 』を
はかる モノサシには、
なってくれない物
だったのです。







そんなふうに
気落ちしている ふき に、

ネック は、
こんな考え方 についても
話してくれました。





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