サイト『生きる意味の「正体」教えてやるにゃー』
第3章『しあわせ の「正体」』
マズローの 欲求5段階説


■マズローの 欲求5段階説
(2/10)


『安全欲求とは?』





さて、次は
「生理的 欲求」の 1段上…

『安全 欲求』です。




ミューラー が 再び、
先ほどの画像に目を向け、

下から2段目の層
羽根で指し示しました。


マズローの欲求5段階説・マズローの自己実現理論





「安全欲求」とは、

『自分自身や、
自分の身の回りの
安全を確保したい』

という欲求のことです。





たとえば
ふきくんは 以前、

『健康であることは
幸せの1つ』

おっしゃっておいで
でしたよね。





言われて、
ふき は うなずきました。







健康 とは、

自分の体が ケガや病気に
おかされていない、

「痛みや病魔に対して
安全な状態」

考えられます。





つまり、

『安全の欲求』
満たされているからこそ、
感じられる「幸せ」の1つ


とも 言えるわけですね。





「健康」は、
欲求を満たした状態だから
「幸せ」




健康なときこそが
「基本状態」だと
思い込んでいた ふき には、

なんとも驚きの
逆転の視点 でした。







『安全の欲求』には
他にも、

「経済的な安全」

「日常生活の保証」

「今後 訪れることが予測される
危機に対する準備」


などが 挙げられます。





「経済的な安全」と言えば、
やっぱり『お金』だよね。

「貯金」があれば心強いし、
仕事についていれば
「給料」も もらえる…

たしかに そうしたものを
求める気持ち
は、
僕の中にも強くあるなぁ。





人間さんたちが、

来るかどうか分からない、
たとえば「将来の地震」
などに 備えるのも、

こうした
『安全への欲求』
よるものだったのですね。





面白いねー。

「今」生きていくことだけに
必死
だったやつが、

余裕ができたら
『未来』に 備えるように
なる
んだね。





ネック の 言葉に、

ミューラー
とてもうれしそうに
うなずきました。





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『余裕が生まれると、
欲求の段階が上がる』





その通りです、ネックさん。

マズローさんも、
まさに その点を
言いたかった
のだと
思います。





生物は誰もが、
まず とにかく 基本である
『自分が生きる・生き残る』
ことに必死
になる。


だから、
欲求も そこに集中…

「そこ止まり」
なってしまいがちです。





ところが、

『生き残る』ことが
当たり前にできるようになると、
余裕が生まれて


『将来も生き残れる』ように
「準備・たくわえ」をするという
考えや行動
にも、
手を広げられるようになるのです。





ふき は、

地方から この街に
出てきた当時
のことを
思い出していました。





引っ越した直後は、
貯金も無くて 不安が多く

ただただ闇雲に
毎日の会社仕事に
走り回っていた
記憶があります。






それが1〜2年ほどして、
そこそこに給料が上がり
貯金もできた
頃から、

「もうちょっと 生活まわりの品を
そろえようかな?」

「生命保険というものにも
入ってみようかな?」





と 思える、
不思議な安定感というか
余裕を感じる
ように
なってきたのです。




これは つまり、
(やや極端ですが)

この街に引っ越したばかりの ふき
『生理的 欲求』にしか
目が行かず




生活が軌道に乗ったことで
ようやく『安全の欲求』

「自分のまわりの生活環境」や
「将来の不安への準備」に、
目が届くようになった

という事ではないでしょうか?


  



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