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第4章『「DNAの生存本能」で「しあわせ」を考える』→ DNA の 生存本能で、『友達』を考える |
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今日は 『友人 とか 知人』 に ついてだね、たしか。 | |
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これが 生存本能 と どうかかわってくるのか、 シッカリと 考えなさいよ? ふき。 | |
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わ、分かってますよ、 ネックさん。 …って、あれ? そういえば… | |
ふき は ふと、 先日の討論 のことを 思い出しました。 | |
そういえば ネックさん、 この前 皆で 『学歴』について 話している ときに、 いませんでしたよね? | |
かみね も 気が付いて、 不思議そうな顔に… ミューラー は、 ちょっと 困ったような 顔つきになりました。 | |
あー、あんときね。 ほら、最近 だいぶ 暖かくなってきたからさ… あんまり 気持ちいいんで、 ベランダで ひなたぼっこ してたのよ。 | |
言われてみれば 最近、 「ネック の 寝ている姿」を よく見るようになった 気がします。 ネック も この家に来て そろそろ2ヶ月になり、 だいぶ この家に 慣れてきたというか、 ズボラな面が出てきたのかも しれません。 | |
リラックスしてくれるのは 結構ですけど、 ちゃーんと 給料(ご飯)分は 働いてほしい ものですねぇ。 | |
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理解の悪いバカ の 相手してんだから、 ボーナス(昼寝)でも無きゃ、 やってらんない って事よ? | |
ふき が ムキになって ネック に つかみかかり、 ミューラー が あわてて 押しとどめ、 ネック は スルリと 軽快に逃げ、 かみね が それを見て 半泣きでオタオタしています。 何か これが、 最近の ふき の家の 日常的な光景 に なりつつあるようですね。 |
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さ、さて、 あらためて 議論を始めましょう。 今日は、 『友人・知人』 についてです。 | |
ミューラー が、 ようやく落ち着いた 部屋の まん中で、 そんなふうに 切り出しました。 | |
以前に やった 『友達の 無限化』 でも 感じたけど、 友人… 「ただの知り合い」 じゃなくて、 「信頼できる 友人・知人」 が 多いのは… | |
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ものすごい安心感 に つながる… というのが 実感だなぁ。 | |
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「友だちが多い」と、 なんで 安心できるの? ふき。 | |
ネック が、 先ほどのイザコザなど 無かったかのように、 アッケラカンと そんな質問をしてきました。 | |
そ、それは、その… やっぱり 「自分1人じゃない」 っていうか、 「味方が たくさんいてくれる」 っていう… そんなとこが 「安心」なんじゃないかな…? | |
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なるほどね。 「味方が 多い」… か。 逆に言うと 『敵が 少ない』 ってことだね。 | |
!! ふき と かみね が 同時に、 「その先の 結論」に 気が付きました。 | |
その通りです。 「味方が 多ければ」、 『何らかの問題が 発生したときに、 お互いを助け合うこと』 ができますし… | |
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「1人」では克服できない ような問題も、 『協力』し合うことで 突破できる可能性が 向上 する事でしょう。 | |
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また 「敵が 少ない」 ということは、 『他者から攻撃を受ける ケースも少ない』わけで、 「自分の命が 危険にさらされる確率」も、 低く おさえられます。 | |
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以上のことから、 『信頼できる 友人・知人 の 存在は、 自己の生存確率を 上げてくれる』… | |
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だから、 私たちは それを、 『しあわせ』と 感じるわけです。 | |
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