■ 本気で自分を大切にすれば、
「進むべき道」が
見えてくる(4/7)

『ならば、我々は
どう生きればいいのか??』





「そうか、だから…」





ふき は、
思い出していました。



先日、みんなで
善悪について
話し合ったとき
に、


かかわる人間が
増えれば増えるほど、


善悪が、アヤフヤで
分かりにくく
なっていった

ことを…




あれは、

『 個々の人間(DNA)が、
自分の得すること(善)を
基盤に、主張しあった 』


その結果に生まれた、
「食い違い」「敵対」
だったのです。








それに、

『 自分以外の生物が増えると、
「相対的」に、
自分の生存確率が下がる 』


という話も、


以前、仕事について
話し合ったとき
出てきた、

『 ピザを 分け合う話 』
とても よく似ています。






「ピザの大きさ」
(この地球の資源の総量)
決まっている
以上、

それを必要とする者が
増えれば増えるほど、

分け与えられる
1切れのピザの大きさは
どうしても
小さくなってしまう…




それが 小さくなりすぎれば、
「生活」や「命」に
かかわる場合

出てくるでしょう…




『生き残る』という
視点だけで見れば、

「他者・他生物の しあわせ」は、

『自分にとっての 不幸』
でしかないのかも
しれません…


  







『 DNA 』は、たしかに、

あまりにも素晴らしい
「自分が生きのびるための
知識の結晶」

ではあります。





ですが 同時に、

『 自分以外の生物を
排除してでも、


自分の生存を
最優先にする 』

という

価値観・思考の
呪縛 をも、

我々「生物」に
もたらしてしまっても
いるのです…






ミューラー の 話を
聞いているうちに、

ふき は 泣けてきました。





じゃ、じゃあ、
僕ら「生物」は…

一体 どうやって
生きればいいんだろう…





「自分」が生きようとする事
そのものが、

「それ以外の人間」や
「他生物」にとっての
『悪』に なっちゃう

んだとしたら…






ふき が 半泣きになって
うなだれていると…



突然、ネック
こちらを見上げて、

こんな
「不可解な アドバイス」
を したのです。






どうすればいいかって?
ふき

簡単だよ。





『 本気で、自分自身の
しあわせを、


トコトン
追求すればいい 』

んだよ。



  






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