サイト『生きる意味の「正体」教えてやるにゃー』
第9章『将来 100%滅亡する、われわれ「生物」2』
『環境破壊』・『自然災害』・『パンデミック』による
 滅亡を、いかに 回避するか?



■『環境破壊』・『自然災害』・
『パンデミック』による滅亡を、
いかに 回避するか?


『本当の意味での
「他者との協力」だけが、
文明レベルを維持し、
脅威に立ち向かう力となる』


執筆日 2018年 12月02日   最終更新日 2020年 04月30日





続いては、

『 環境破壊 』による
生物絶滅の回避


について… ですね。





『 環境破壊 』が、
前回 お話しした
戦争と 異なるのは、

人間さんたち同士が
ケンカをなさらずに
普通に暮らしていた

としても…

発生してしまう恐れがある
という点です。





これによる絶滅を
食い止めるためには…

う〜ん…





「ゴミを 分別する」とか、

「クーラーや 暖房器具を
節約する」
とか、

「自動車 や バイクじゃなくて、
電車やバスを使う」
とか…?





そんなふうに
悩む ふき に、

ミューラー
こんな指摘を
語り出しました。





そうした、
「生活の中の 努力」
もちろん 重要ですが…


私は、
「もっと 根本的な点」を、
人間さんたちが
自覚・認識すること
が、
大切だと思うのです。





『根本的な点の 認識』

と いうと?





つまり、

『 環境破壊によって、

私たち生物が
「絶滅」する可能性が、
間違いなくある 』


という事実
についての 認識です。






多分ですが、

ほとんどの
人間さんたちは、

「地球の環境が 壊れても、
多少 暮らしづらくは
なるとは思うけど、
案外 なんとか生きていける」…

「絶滅なんて、話が大ゲサ」…


ぐらいに
思っておいでなのでは
ないでしょうか?





ふき も 以前は (今も少し)
そう考えていたので、

この ミューラー の 指摘には
アセりました。








でも、実際には、

地球環境が変化 して、
動植物のバランスが
崩れてしまうと、

連鎖的に、多くの生物が
「絶滅」に近い状態に
おちいります。





もちろん、

「人間さんたちの社会」も、
深刻な大ダメージを受ける

ことになるでしょう…





そのとき、はたして
人間さんたちは、

『今の文明レベル』を、
保つことが
できるでしょうか…?


私は それが、
心配なのです…





文明の レベル …

ですか?





意外な言葉の登場に、
ちょっと戸惑う
かみねたちに、

ミューラー は うなずき、
話を続けます。


  









【広告】

 


『文明社会は、キッカケ1つで
たやすく 後退・崩壊し、
我々の生存確率も激減する』





はい。 以前にも
お話ししましたが、

「人間さん」たちの
すばらしさ
は、

文明的な『 社会 』を
作れるところ

にあります。





『社会』という
構造を通じて、

お互いに 知恵を出し合い、
協力し合うことで、

あたかも、
1つの 高度で巨体な
生物のような
知能や力 を 発揮
する…





それこそが、

ふきくん を はじめとする
人間さんたちが、

地球最高の生物として
君臨できている理由

だと 思っています。






『地球最高の 生物』
と 言われて、

ふき照れくさそうに
頭をかき



ネック は、
「いやいや 買いかぶりすぎ」

お笑い芸人の
ツッコミ側のように
前足を左右に振りました。

  





…と、

ここまで話してきた
ミューラー の 声の調子が、

少し寂しそうなものに
変わりました。






しかし…

地球環境が壊れ、

今の文明社会が
崩壊してしまったら…


どうなるでしょう?





長年にわたって
積み上げられてきた、
貴重な「知恵」は 衰退し、

今までなら 対処できた
『 自然災害 』や
『 感染症 』にも、

人間さんたちは、

太刀打ちできなく
なってしまう

のではないでしょうか?



 






そうなってしまえば、

人間さんたちの数も、
さらに どんどん減ってしまい、

それにしたがって
「文明レベル」も

加速的に 低下…





そうした状態が
長く続けば、

人間さんたちは、
今とは比較にもならない
「遠い昔」のような
原始的な生活
を、
再び、すごさざるを
得なくなり…





「人間さんたちの 生存確率」も、
現代とは 比較に
ならないほど 低下…



ちょっとした
事故や病気、気候の変化で、
「簡単に死んでしまう生き物」

逆戻りしてしまうと
思うのです。






『 環境破壊 』から
はじまったはずの話が、

気付けば、

『 自然災害 』
『 パンデミック 』

にも 及んできました。






しかし、
考えてみれば、

人間同士の争いである『戦争』
が 解決できたなら、

次は、

「人間同士」以外 の 問題



つまり、

『自分たちの住む環境の、
さらなる安定化』
や、

『自分たち以外の存在や
自然からの、
脅威に対する 備え』


へと 思考を前進させるのは、
当然の流れと言えるでしょう。




その意味では
たしかに、

「環境破壊」「自然災害」
「パンデミック」
は、

ひとまとめの グループ
として 語れる問題

でもあるのです。


  









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『生き残るためには、
「自分たちの ちっぽけさの自覚」と
本当の意味での「周りとの協力」
が 不可欠』





んー…

てことは、

人間どもは
どうすればいいの?





ネックが、人間に対して
変な 上から目線で、

ミューラーに たずねました。





まずは、

『 地球に対する
自分たちの圧倒的な
ちっぽけさを、


深く自覚すること 』…





そして、

『 その ちっぽけさを
補うために、


本当の意味で 他者と
協力しあう必要性を、
深く認識すること 』…


ではないでしょうか?






考えてみれば、

日々、「ゴミの分別」
などをして、

地球環境に貢献している
ような気になっていた

ふき でしたが…



先日、ネックたちに
勘違いを指摘された通り、

それは
「地球のため」ではなく、

回り回って
『 自分たちが 生き残るため 』
にしていることです。






しかし、

地球の環境や自然は、
人間に比べて 信じがたいほど
圧倒的に巨大
であり、


人ひとりでは もちろん、

全ての人類が
団結できたとしても、

完全に対処できるか
どうかは 怪しい
ほどです…




でも、

その 恐ろしさを
『本当の意味で キチンと
理解できている人間』
が、

今の この世の中に、
はたして何人
いるでしょう…?



  





ふきたち 人間の やっている
環境保護活動は、

『 自分が 生き残りたい 』という
「幹」(思い)から生えた、

「枝葉」(行動)
です。



逆に言えば、

「幹」を シッカリ
意識しておかなければ、


そこから はえる枝葉…
つまり『行動』も、


チグハグになったり、
迷走してしまう
事でしょう。






われわれ人間は、
ちっぽけだ…



でも、この地球上で
生きのびていきたい…




そのために 皆で、
知恵を出し合い、協力し、


「1つの巨大な生物」
のようになって、


降りかかってる
さまざまな問題に対処する…





そうした「幹」「本質」
シッカリと 見すえてこそ、

とるべき 「行動」 の
重要さと『方向性』も、
自然と その目に見えてくる

のではないでしょうか?








思えば、以前にも
ネックたちは、

『 自分が生き残りたいと
「真剣に」考えるからこそ、


本当の意味で
「周りとの協力」が
不可欠になる 』


という言葉で、

この考え方について、
ふき に 語ってくれていました。







『 環境破壊 』

『 自然災害 』

そして
『 パンデミック 』



それらを原因とした、
絶滅 から、

われわれ生物が
逃れられるかどうかは…



僕ら人間たち 1人1人の、
『 生きのびたい! 』
という 強い思いが、

そのまま
素直に形になった、


『 協力 と 結束 』
『 行動 と 知恵 』


にこそ、
かかっている…





それが、ふき が、

今 あらためて再認識した
結論でした。


  

  






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