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第9章『将来 100%滅亡する、われわれ「生物」2』→ 神話ではない、現実の『ノアの方舟』 |
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ちなみにですが… | |
ミューラー が、 ちょっと 話の向きを変えました。 | |
物語に出てくる 『ノアの方舟』の大きさ は、 「1辺が 60メートルの 立方体」 であったり、 約「133 x 22 x 13 メートル の船形」 であったりするそうです。 | |
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体積で計算してみると、 前者は 「約 21万6000 立方メートル」 後者は 「約 3万9000 立方メートル」 にもなります。 | |
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船としては… たとえば、 「地球から脱出するための 宇宙船」としては、 現代の人間さんの 科学から考えると、 かなり 巨大なもの に なりますが… | |
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残念ながら、 その程度の大きさでは、 とてもとても、 地球上に 『140万種』いると言われる 全ての生物の 「夫婦1組ずつ」を、 乗せて行くこと は、 不可能 でしょう… | |
ふき も、 その点は同感でした。 ちょっと計算してみれば 分かることですが、 『140万種』の 生物 が、 大きいほうの「ノアの方舟」 (約 21万6000 立方メートル) に 乗りこんだ場合でも、 1種の生物に 分け与えられる空間は、 わずか『 0.154 立方メートル 』… これは だいたい、 「縦・横・高さが、 それぞれ 50cmちょっとの 立方体」と 同じ大きさ です。 この中で暮らせる 生物の夫婦といったら、 「小鳥」か「小動物」が せいぜい でしょう。 象などであれば、 足の先すら入るかどうか 疑問です。 | |
もちろん、 たとえば 地球生物の多数を占める 「昆虫さん」たちなど であれば、 もっと狭い空間でも 問題ないでしょうが… | |
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この 計算結果は あくまで 『方舟の内部を、 140万種の生物の 「居住空間」として 分け与えたら?』 を 考えただけのもの に すぎません。 | |
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実際には、 長きにわたる宇宙航海 に 必要な、 『燃料・機器・水・食料』 を 収める空間が、 別途 必要になる のです。 | |
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それらを 考えていくと、 「宇宙船に積みこむべき 品物の分量」は、 想像も できないほどに ふくれあがってしまう 事でしょう… | |
『地球』という星は、 それほどまでに 圧倒的に 巨大 で、 その生態系を支える 生物たちの数も、 信じられないほど膨大 なのです。 | |
ただ… 「手段」が 全く無いわけでは ありません。 | |
ふきたちが 気落ちしていたところ、 突如 ミューラー が、 こんな提案を 掲げました。 | |
それは、 『DNAのみ の 脱出』 です。 | |
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