■ 神話ではない、
現実の『ノアの方舟』(2/4)






これですね、
『ノアの方舟(はこぶね)』

「旧約聖書」に出てくる
物語の1つで、

人間の堕落
お怒りになった神が、

信心深かった
ノアさんの一家に
立方体の船を造らせ…




その船に、

ノアさん一家と、

「全ての生物の夫婦を
1組ずつ」だけ乗せて、


それ以外の生き物は
洪水で皆殺しにした

そうです…





ああ? かみね

あんたの先祖は、
そんなヤバい虐殺
やらかしてたの!?




ちちちち違います!

私たちは
大洪水を起こすとか、
そんな物凄い力は
持っていませんっ。


寿命が とても
長いだけの、

「よく分からない生き物」
なんですっ。




というか、
神話だよ 神話。

「作り話」ですよ、
ネックさん…




かみね は 真っ青に
なっていますが、

当の ネック
冗談だったようで、
ニヤニヤしております。







『ノアの方舟』は
たしかに「作り話」ですが、

地球から旅立つ
運命にある 私たち生物

にとっては、

単なる「作り話」で
終わらせられない切実さ

感じさせる物語ですよね…




「限られた脱出手段」、
「限られた輸送量」の中で、

生物を地球外に脱出させ、
他の恒星系に運ぶ以上、

当然 そこには
『限界』が生まれます。




つまり、

『生存させるものと、
させないものを、
選別する』
必要が
生まれるわけです。




それは、

される側にとっても、
する側にとっても、

恐ろしく、悲しく、
つらい行為に
なるはずです…




ふき は、

自分たちの子孫が
直面するであろう
「その日」のことを思って、

胸が苦しくなるのでした…









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