サイト『生きる意味の「正体」教えてやるにゃー』
第11章『人間は、地球最後の「はかない希望」』
地球生物が 生き残るために、
『しあわせ』を どう活用するか?



■ 地球生物が 生き残るために、
『恋人』をどう活用するか?


『恋人選びが、人生を左右する』


執筆日 2020年 08月25日   最終更新日 2020年 08月27日





続いては
『恋人』ですね。





はい。

これも、
『人類の 文明の発展』
において、

大変に重要な要素
になります。





そもそも
『恋人』というものは、

将来的に「夫婦」となって、
「家族」となり

協力し合って
「子供」を生み育てて いく、

人生にとっての
最重要のパートナーになる
可能性を持った相手
です。





共に過ごす期間

人間さんの寿命を
「75年」とし、

「25歳」で 結婚
したとしたら、

50年





実に『人生の2/3を
ともに歩む存在』
が、

恋人 であり、
夫婦 なのです。





結婚は重要だと
知ってはいた
ふき ですが、


あらためて「年数」
考えてみると、

その期間の長さに
驚くとともに、
少し怖くなってくる

ほどでした。








また、
「会社」であれば、

入社後に どうしても
社風などが自分の肌に
合わなかった場合
は、

「転職」などの手も
ありますが…





結婚においては、
それは『離婚』となり、

お互いの人生は
もちろん、

子供がいれば
その子たちの将来にまで
さまざまな負担を
強いてしまう
大問題
に 発展します。





それだけに、
「異性の方との
お付き合い」
は、

今後の自分の人生を
ほとんど 決定づけてしまう、


いわば、
『自分の人生を賭けた
一大ギャンブル』

とも 言える側面が
あるのです。





少し前までは、

「イケてる彼女に
盲目的につくす」ことを
誇りに感じた
り、

「恋人がいないのは
みっともないから…」
といった虚勢
も 手伝って
付き合っていた、

ふき と その彼女
でしたが…



それが、
いかに 子供じみた、

今後の自分の人生を
左右しかねない危険行為

であったかを再認識し、

背筋が凍るのでした。






しかし ミューラー は、

こうも
語ってくれました。






その一方で…

『良い恋人の 見極め』
に 成功し、
その方と 家庭を作る
ことができれば、

その人の人生には、
かけがえのない
大きな「しあわせ」が
もたらされます。





その
「深い 幸福感」は、

その人の 人生の日々に
『何事にも前向きに
取り組みたくなるような、
とても大きな活力』

を 与え…





『愛する家族や子孫が
末永く しあわせに
暮らせる』
よう、

「よりシッカリとした
社会や文明」

求める思いを、

自分の中に 強く持つ
ようになるのです。





自分が 今すでに、
「ある程度 しあわせ」

だから、

周りや 未来にまで
目が届く
ように
なるんだろうね。





逆に 不幸者 は、

「目先の 自分の利益」
ぐらいにしか
頭が回らない
もんね。





いいかげんな
恋人選び
しか
してこなかった人は、

自分が「不幸せ」だから、
『社会・文明の発展』まで
気が回らなかったり…


そうした方面に
貢献できる可能性も 低い…


という事ですね?





今の世の中の
多くの人々が、

単純で脊髄反射な
「政府批判」や「他者批判」

あけくれるばかりで、

自ら 具体的な行動を
起こそうとしない

理由の1つには、


『そもそも 今まで、
自分自身の人生を
真剣に考えてこなかった』

こともあるのでは…?




ふき は、
「今の 自分の不幸」
しがみついているだけの
人々の姿…


先日までの
自分自身の姿
に、

不快感と、寂しさを
感じるのでした。











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『「心を見る目」を やしなうことが、
良い恋に つながる』





それにしても…

じゃあ、
『良い恋』をするには
どうすればいいんだろう??




ふき の 疑問に、

この部屋の中で唯一の
既婚者である
ミューラー が 答えました。





それは ふきくん、

『多くの異性の方と
出会うこと』

だと思います。





う、浮気しろって
ことですか???





悲鳴のような声をあげて
非難の視線を送る
かみね に、

ミューラー
ビックリ仰天。






い、いえいえいえ…!!

私の言っているのは、

『異性の方と本格的に
お付き合いを始める前に、
さまざまな 異性の「心」を
知っておくと良い』

という お話です。





「心」

と 言いますと?





考えてみて下さい。

私たち生物は、
年月が経てば
必ず老います。



若く美しい
(と 生物が感じる)要素
も、

年月とともに
必ず劣化します。





でも、

本人の心がけと
努力があれば、
劣化しないもの

むしろ、
磨かれていくもの が、
1つだけ存在します。

それが…





『心』

って わけですね?





ミューラーが、
ニッコリと
うなずきました。





ただ、

この「心」というものは、

見抜くのが
なかなか難しい

ところがあります。





意図的に、自分の心を
美しく飾っている

場合もありますし…


「自分の本心」に
フタをしていることに、
当の本人が気づいていない

ケースすら あるのですから…





それを見極める
練習
のために…


あらかじめ
「色んな異性」に
会っとけ
ってことだね?





その通りです。

「異性」である前に
『人間』として、

そうした人々の「心」を
丁寧に観察
し、

ご自身の
『心の 目利き』
磨くことで…





『自分が、人生をともにしたい
と思える「心」を持った異性』

を、見極められる
可能性も向上
して、

「ギャンブルめいた恋愛」を
しなくて済む
ようになる…

ってことですね。





ミューラーが ほほえみ、
深く うなずきました。







「自分の人生」を
真剣に大切にする
からこそ、

自分の「家族や子孫」も
大切に感じ、


その暮らしの基盤である
「社会や文明」の発展を
強く願う
ようになる…



『個人(DNA)の
しあわせ(生存欲求)』

を 突き詰めれば、

それは かえって、

『社会全体の
しあわせ(発展)』を
真剣に望む気持ち

に 辿りつく…




以前にも話し合った
この不思議なルーチン
が、

今の ふき には
さらに深く
実感されるのでした。


 









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『良い恋と出会うために、
自分自身も 磨き続ける』





ちなみに
ミューラー は、

こんな話
してくれました。





あと、これは
当然の話なのですが、

「恋人を選ぶ 権利」は、
自分だけではなく
相手にも存在します。





つまり、

「一生を共にしたいと
思える異性」

出会えても、

相手も 自分のことを
そのように思って
くれるかどうか

『別問題』という事です。





…という事は、

『他人の心の 目利き』
訓練するだけではなく…





『自分自身の心』を
磨くこと
も、
忘れちゃいけない…

って 事ですね?





ミューラー が、
ニッコリと
うなずきました。





その通りです。

以前に ネックさんも
おっしゃって
おいででしたが、

恋愛は
『2人で するもの』


「お互いのニーズ」が
合致して、
はじめて成り立つもの

なのです。





このように、

真剣に「自分の人生」の
ことを 考えれば、

『恋愛』は 本来、
とても難しくて
当たり前のもの
です。





周りの目を気にしすぎて
無闇に アセったりせず、

しかし、
アンテナだけは
はり続けて、


「恋」に 挑んでほしい
ものです。





「若すぎる結婚」
「晩婚」も、

関係ありません。





大切なのは、

その相手に、
「自分の人生」を
賭けること
に、

当の自分自身が
『納得』できているか どうか

なのですから。






いつかは 自分にも、

そんな
「人生を共にするに
値する相手」

出会う日が
来るのだろうか…?






不安と期待で、

窓の外に広がる
春の水色の空
見上げる ふき に…


ネック が 言いました。





良かったね、ふき

あたしたみたいに
イイ女
3ヶ月もいっしょに
暮らしたんだから、

これで あんたの
「異性の目利き」
バッチリだね。





怒りにまかせて
他人の「弁慶の泣き所」に
爪を振り回すような、


そんな 怖い女性にだけは
近づかない…



て 事だけは
勉強 できましたよ。






この日、久しぶりに、

リビングに
ふき の 絶叫が
コダマしました。



 

 






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